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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第100回

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「ご苦労さん」

いよいよと言うか、ついにと言うか。
なんだかんだでこの「音楽な日常」が連載100回を迎えました。

100回ともなると過去に何を綴ったか、詳細には覚えておりません。
とは言え、読み返してみると「あぁ、こんなんあったなぁ、書いたなぁ…」
などと「過去もの」と言うほどの違和感もなく読むことが出来ます。

初期のものを読み返してみると、いささか力んでいる感がありお恥ずかしい。
読み進めていきながら、ふと思う事がありました。
一旦、ストップして昨年あたりのモノを読みかえしてみます。
うむ、そうか。分かった。

そうなんです。
実はこの連載、1回目から近作まで通して『大した進歩がない』のでした。

そうかそうか、頭の中の構造は年を取るにつれて、固くなっていくし伸びしろもないんですね。
なので内容は結構偏ってますし、趣味性も古いまま進歩を止めてしまった感じ?
やだやだ、そんな事感じたくはなかったですねぇ。
まぁ、そのへんにあったことを、適度に面白可笑しく書くのが雑文なので、耐えられない程ではないように気を付けておりますが。

連載開始の1回目が2016年の9月でした。
4年ですね。気が付けば。

4年もあれば様々な事が起きたのですが、この連載と同様に日常として処理されていく訳です。
なので、大きな変化やトラブル、事件などに巻き込まれても、あくまで日常として処理されていきます。

若かりし頃のような、衝撃や一大事、ショッキングな出来事みたいに、現実に翻弄されることは減りました。
そのような出来事を受け止めたり吸収したりする能力は、自然と身についてゆくモノです。
その分、様々な出来事に対して繊細に受け止める「こころのひだ」みたいなものが硬化しているのかしら。

自分が一番最初に就職した会社の社長から貰った言葉が「キミは海綿体になりなさい」でした。
これだけ聞いているとなんだか怖いですが、その実は「海綿体のように全ての事に貼りついて感じて吸収せよ」
そんな意味を込められての言葉でした。
今になっても忘れずにいるのは、やはりその言葉にある深い意味が大切だからなのでしょうか。

若い頃の感受性に比べると、間違いなく落ちています。
その分、それをカバーする経験値は積み重なっていくのですね。
感性が劣化しないように勉強もしなければなりません。

しかし、今年のような未曾有の事に見舞われてしまうと、もうなんだか自我をキープするので一杯一杯です。
なんでしょうね、まだまだ人生未体験な出来事なんて星の数ほどあるんだなと、再認識を致します。

少しベクトルを変えた事をしないと駄目だね、なんて音楽系の人たちと話をし始めました。
このまま黙って終わっていく訳にもいきません。
この半年で変えられてしまったものを諦めるのではなく、新たなフェーズに突入する為の準備期間と捉えましょう。

年間24本、4年の歳月で100回を迎えたわけであります。
皆さんにとって、この4年間はどんなだったでしょうか。
私は相も変わらずこの連載を書いておりますよ。

最初にこの企画をくれたエディターさん、連載を続けて頂けてる編集長。
そして、じわ〜っと読んでくれているみなさん、みなさんと共に100回を迎えられました。
ここに感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。
まだまだ連載は続きますよ。

回数を数えながら進行したものって久しぶりな気がします。
古くはラジオですかね。ラジオだと収録で集まるのでケーキを用意しましたね。
この連載に関わるスタッフは、なんらかの事がないと集まる事がありません。
以前は少しあったのですが、今となってはメールベースになり、集まりはなくなりましたね(笑)
早く元気よく人が集まれるような世の中に戻ってほしいものです。

次回は101回です。一つ山を越えた感じですね。
新たなる頂を目指して、我が山岳部隊は進行を続けます。
高みはつねに目の前に立ちふさがり、それを目指して一つずつピークを超えていくのですね。

アニバーサリーとも違う節目なんですねぇ。
そこに相応しい曲はなんだろうな?

やはりこれなんでしょうかね。

The Beatles 『All You Need Is Love』
みんなで聴きましょう♪

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