本を出しました
みなさんこんにちは。
イメージングディレクター/フォトグラファーの芳田賢明(よしだ たかあき)です。
ラジオのレギュラー番組だと思っていろいろ書いてみる、連載「memorygram」第9回です。
2019年7月3日、著書「誰も教えてくれなかった デジタル時代の写真づくり」を印刷学会出版部さんより刊行しました。
内容を簡単に言うと「プロカメラマンの仕事に役立つマニュアルエッセイ」。
まえがきに「この本は入門書ではない」と宣言し、基礎知識や用語解説をあえて省いた、完全にプロへ向けた本です。
書店に行くたびに思っていたのは、デザイナー向けの本は入門書からプロ向けまであるのに、カメラマン向けの本となると入門書やアマチュア向けが多く、プロが仕事に役立てるための本がほとんどない、ということ。
そしてWebを見ていても、プロがアマチュア向けにレクチャーしているものはあっても、プロが本当に必要としている情報はあまりないのではないか、ということ。
ならば、私が普段の仕事を通して感じている課題や、実際にカメラマンから受ける質問を、プロ向けにまとめよう、というコンセプトでこの本をつくりました。
印刷学会出版部サイトでの商品紹介
https://www.japanprinter.co.jp/book/978-4-87085-234-1/
モニター調整や色見本プリントのこと、レタッチを減らすための撮影のポイント、RAW現像上達のポイント、デジタルノイズとフィルム粒状、など、デジタル時代の写真づくりにおいて[誰も教えてくれなかった]、押さえておきたいポイントを詰め込みました。
プロカメラマンのほか、修業中のアシスタントやスタジオマンの方、写真学生の方にもおすすめします。さらに、デザイナーや編集者など、商業写真制作に携わるすべてのプロフェッショナルにも、参考にしていただける内容になっていると思います。
執筆にあたっては、多くの方々、企業さまからご協力をいただきました。
まず、品質の高い業務用ストロボとして定評のあるブロンカラー社の国内総代理店であるアガイ商事さまより、スタジオ、ストロボ、スキャニングで全面的にご協力いただきました。
撮影のクオリティを高めるためには、「良い光」を使うことが非常に大切です。これは本書が伝えたい重要なテーマの一つであり、アガイ商事さまも常にそれを発信し、啓発活動に努められています。
また、アガイ商事さまを通じて、露出計やカラーメーターでおなじみのセコニックさま、カラーマネージメントモニターのEIZOさまにご協力いただきました。
光の精度確認や、良い光を効果的に写真に用いるためには、その光を正確に測定することが不可欠です。そして、撮影後の画像を正しく確認し、仕上がり結果を正確に捉えるためには、画像の状態を正しく表示できるモニターが必要です。セコニックさまとEIZOさまは、そのための業界標準機材を提供されているメーカーです。
さらに、執筆、デザイン制作、書籍製造にあたっては、DNPメディア・アート、大日本印刷の全面協力を得ました。
デザイン、製版、印刷、そして営業、それぞれの現場のプロが一つの妥協も許さず、プロに向けた本をこだわりを持ってつくりました。
DNPとしても、この書籍が入稿画像づくりの手助けになること、ひいては日本の商業写真のクオリティ底上げにつながる、ということで、「トピックス」としてプレスリリースが発信されました。
https://www.dnp.co.jp/news/detail/1192631_1587.html
出版社からの全国販売ですので、ECサイト、大型書店にて購入できます。
hontoでの販売ページ
https://honto.jp/netstore/pd-book_29714615.html
ヨドバシ・ドット・コムでの販売ページ
https://www.yodobashi.com/product/100000009003153309/
Amazonでの販売ページ
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4870852349/
印刷学会出版部刊行物の常備店・販売協力店
https://www.japanprinter.co.jp/buy/stationary-cooperation-store/
上記書店を中心に陳列していただいていますが、在庫のない店舗もありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。
なお、7月13日発売の「コマーシャル・フォト」2019年8月号の解析特集「FUJIFILM GFX100」にて、解説記事と人物撮影を担当しているのですが、
http://www.genkosha.co.jp/cp/backnumber/3904.html
この号の「今月のBOOK」という本の紹介コーナーにて、本書を取り上げていただいています。
正直少し高いのですが、内容には自信があります。
プロの皆様のお仕事に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
【プロフィール】
芳田 賢明(よしだ たかあき)
イメージングディレクター/フォトグラファー。
「クオリティの高い撮影・RAW現像で、良い写真を楽につくる」をテーマに写真制作ディレクションを行っている。撮影ではポートレートや舞台裏のオフショット撮影を得意とする。
Webサイト…https://atmai.net/
Instagram…https://www.instagram.com/takaaki_yoshida_/
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