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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第134回

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『春は別れの時期でもある』

昨年6月、わりと激しいコロナに感染してしまいました。
それに関して詳しいお話はバックナンバーに掲載されております。

その入院生活中に出会った九州のローカル番組に関して以前少しお話ししました。
そこで出会ったお気に入りの番組が「かごしまソロ活」。
3人の局アナが一人づつ一人飲みに行くのをドキュメントタッチで紹介する番組です。

鹿児島の数々の飲食店が紹介され、その店舗のお奨め料理を食べて飲んで紹介してくれます。
とても良いお店が沢山あるんですねぇ、鹿児島には。
見ていると行きたくなっちゃいます。

コロナ禍で頑張っている姿も見られました。
こちら(関東)とは一味違うメニューなども楽しいのです。
多彩な飲食店は個性的です。

地方にあるオリジナルスタイルにはエリア性を加味した楽しさがあります。
それを思うと東京のお店は全国の味が集まっていますが、現地ならではのコアな美味しさ面白さは現地に行かないと味わえないと知ります。
鹿児島の新しい名店を紹介してくれるこの番組を通して、現地に行ったような疑似体験をさせて貰っております。

しかし、この春に悲しい別れがやってまいりました。
パーソナリティの1人であるお気に入りだった毛織アナが3月一杯で退社されてしまったのです。
う~ん、なんとも残念でしかない!
きっとどこかでまた再起されると思いますが、楽しみに観ていた番組の存続も含め、今後が気がかりです。
もちろん、今後も「かごしまソロ活」は続けて観たいし、続く事をお祈りします。

その番組、元々は入院中にTVerでみつけて観ていたのですが、TVerで地上波のリアルタイム放送も始まったとか。
1年前に始まってたら入院生活(有料テレビだったので)でもダラダラとテレビ鑑賞が出来ていたのかもね。
その当時は色々模索してラジオを聴いてたもの。
世の中、便利になりました。

でも病院でWi-Fiが使えなかったときに、いかに通信に依存しているか気づきました。
昔はなかったメディアやコンテンツにすっかり毒されている今日この頃。
増えたメディアを、なかったころを知っているモノからすると、なくなってもなんとかなると思います。
でも産まれた時からそういうものがあるのが当たり前の世代は、なくなるなんてことは恐怖だろうと思います。

便利だけが優先される昨今、物事が簡略化され過ぎており、より人を面倒くさがりにしているかもしれません。
アナログが好まれ、嗜好品として「面倒くさい」を、お金を払って手に入れる不条理なことも人気だとか。

話があっちこっちしましたが、春にはそんなことがふいに起こったりもするのです。
鹿児島に行ってみて、番組で紹介されたお店でその面影を探してみるのも一興かもしれません。

そんな訳でございまして、こんな気持ちに寄り添ってくれる曲でお別れしたいと思います。
はっぴぃえんどで「さよならアメリカ さよならニッポン」。

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