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【連載】編集長 近藤薫の 「喜怒哀楽のコード進行」第1回

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みなさん、こんにちは。
6notes 編集長の近藤薫です。

今月より連載始めさせて頂くことになりました。

コラムのタイトルは、

「喜怒哀楽のコード進行」

僕は「編集長」という肩書きで「6notes(シックスノート)」では動いていますが、もともとは演者としてこの世界に足を踏み入れました。アーティスト活動をしながら、音楽作家、プロデュース業など、幅広く(浅く!?)音楽ビジネスに関わりつつ、虎視眈々とヒットコンテンツをどうしたら作る事が出来るか、日々模索しております。

僕のプロフィール、バイオグラフィー的なものは、こちらをご覧ください。

この連載では、6notesが音楽Webマガジンというのもあるので、音楽家としての観点で、楽曲やアイドル、アーティストに関して、語れたらいいなと思っています。

改めてよろしくお願いします。

第1回

さて、第1回のお話しですが、この世に楽曲というのはどれくらいあるのでしょうか?おそらく何億曲とかあるんでしょうね。

著作権登録していない楽曲もあるでしょうから、正確に数えるのは不可能だと思いますが、その中でも、僕が本当に凄いなと思った楽曲の紹介、解説をしたいと思います。

音楽、楽曲と言っても、様々なジャンルがあるし、何をもっていい曲、凄い曲というのは人それぞれですけどね。

僕がこの世で一番凄い!
絶対に真似できない!
と思った楽曲は、

ジョン・レノンの「Woman」という曲です。

ビートルズ、ジョンレノンはご存知、名曲をこの世にたくさん残してますよね。ではなぜ、この「Woman」がとくに凄いと思ったか!?それはですね、歌い出し、「たったの2音(音符2つ)」で世界構築!?をしてしまっているからです。

「ウォマン」(と、日本語的に捉えると聴こえると思います)

このフレーズ、いわゆるメロディというほどの動きをしているわけでなく、たった2つの音を鳴らしてるだけなんです。

この2音に、タイトルを入れて、サウンド、声、歌い方、アレンジで完全に世界を作っている。音符をいくつも組み合わせて、巧みにメロディを作ってるわけでもないし、胸キュンワードを並べて、歌詞を作って見せてるわけでもない。

たった2音の「ウォマン」です。

おそらく、最初の2音で、良い曲だな、と思う人は多いはずです。もちろん、その後も美しいフレーズが続いて起承転結を作りエンディングまでいくのですが、最初の2音で、聴く人の思考を完全に虜にして、その後、負けじと劣らない美メロでたたみかける。

 

凄いと思いませんか?

 

この2音を越える為、様々な作家がいろいろなアイデアを持ち寄りますが、このインパクトは超えられません。

ポップスって、1曲、5分前後あると思うけど、その曲の印象って一瞬で決定するもんだと思うんです。そして、一度好きになったら、その曲は永遠に自分の中で鳴り続けます。

 

一瞬というのはイントロ前のドラムのフィルなのか、サビの頭なのか分かりませんが、最高の「一瞬」が「永遠」を決定づけるといっても過言ではない!

この曲の影響なのか、僕は制作をする際に、どこかにその「一瞬」を仕込むように心がけています。もちろんこっちの思惑がリスナーに伝わらない事もあるけど、メロディ、歌詞の一瞬のひっかかりにこだわっています。

 

他に、分かりやすい別曲も例に挙げると、尾崎豊さんの「I LOVE YOU」もそうかもしれません。

「あい らーぶ ゆー」

最初の3音でもう聴く人を虜にしていますよね。この曲が「永遠」になっている人も多いのではないでしょうか。これからもたくさんの楽曲が世界中で生まれていくと思いますが、みなさんにとっての「永遠」が少しでも増えれば良いなと思っています。

その為に「6notes(シックスノート)」が少しでもお役に立てるよう、引き続き活動していきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします!

6notes編集長:近藤薫

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