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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第118回

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夏だからこうなった???

今年は20年ぶりに入院してしまったのですが、入院というのは一つのきっかけをくれたりします。
なかなか時間を使って考えることは、日常では避けてしまいがち。
入院中もてあます時間があっても、今度は脳みそを働かせる気持ちになかなかなれません。
しかし、そんなに難しいことではなく、楽しんで考えられることにシフトしてみようと思ったわけです。
その結果、現在のオーディオシステムについての再考というテーマにぶつかったのです。

現在は長く継続して使用している機材があります。
単に音を出して聞くことは出来ますよ。
しかし、何年もの間そのジャングルから撤退し、再度軌道修正をして道を進むことを否定。
拒否ってきてしまったのです。現在の我が家のシステムは頓珍漢で手のつけようがないバラバラのものになってしまっているのです。

最後に買ったものが引っ越しをしたときに妥協して買ったパワーアンプ。こいつが悪かったのかな。
そう思って全てをそいつのせいにし、否定して、手直ししても良くならない環境に対してNOを突き付けていました。

でも実は、根本的な問題はそこではないのです。わかっているんです。長年気づいていました。
悪いのはスピーカーなんです。でも、その否定を否定し続けて過ごした日々。
途中、別の機械を使ってごまかしていた時期もあったけど、それも音が良くなくてダメだった。
根本論から見直さないといけないんだろうけど、今はスピーカーを導入するだけで相当にアップグレード出来るはずです。

それと同時に色々と調べていたら、気づいてしまったのが『新しいライフスタイルの提案』です。
なんだそれ?って感じですが、根本的生活環境とサイクルの変換が出来る近未来的生活様式がそこにあるのです。
これは次のステップとして導入を検討する要件等材料に指定いたします。

今回はまずスピーカーをゲットしましょう。そしてアンプのポテンシャルを確認し、しかるが後の様々な対応を検討とします。
素晴らしく単純なアンプを導入しているのに、その単純さがアホにしか感じられなかったのは旧スピーカーのせいなのです。
音楽を楽しくさせてくれなくなったスピーカーと30年も過ごしてきたのです。
でも、あいつは最高なんだと当時の自分は言い聞かせ、その他を排除し調整に苦心しながら過ごしたけれど好きな音は得られなかった。
この非情なる苦難体験の日々が人生の半分を超えて占めているなんて。…残念だよ。

この辺で普通に美しく楽しい音楽ライフを送りたい。
いい音楽でお酒を楽しみたい。
クリスタルのグラスが輝くように。
照明がグラスを通して響くように。
浮かんでくる泡の音と音楽が重なるように。
喉を通りぬけていく冷たさにリズムが絡むように。

そんな時間を作ろうじゃありませんか。
それこそが音楽のあるべき姿ですよ。
長いこと無駄な音楽と時間を過ごしてきてしまいました。

ライフスタイルを向上させるには、必要なエレメントがある訳です。
それに関して端っこから修正し、調整し、向上させる。その作業を開始しなければいけないのです。
小手先のことではなく、根本的な問題の洗い出しが必要なんですね。それは自分にとってつらい問題だとしても。

例えば「スプーンとフォーク」など。
箸はもちろん、口に入れるアイテムとして全て重要なファクターです。
いる、いらないを含め、今ある道具に対して愚直に向かい合って、成否を決めなければいけないのかもしれません。
我が家の伝統を重んじているのは自分だけなのですから。
ただ否定や拒否をするのではなく、シェーブするということを認識するのです。

小さないらないものが沢山あります。
使っていないもの。それはいったいなになのか。
使うものはいったいなになのか。必要なものはいったいなになのか。
そこから新しいライフスタイルへの一歩が始まるかもしれません。

この現実と切り離された生活空間において、何が本当に必要なのか。何が大切なのか。
何もなくなってから考えてみれば、おのずと必要なものは洗い出されるのです。
まだまだ沢山のいらないものや必要のないものがあります。
それに依存して自我をキープしていることも否めません。

しかし、気づくかどうかはこの「入院して考えてみた」というシチュエーションに入らなければ気づかなかったものだと言えます。
整理整頓。使うもの使わないもの。いるものいらないもの。ひとつひとつと向きあってみる機会かもしれません。
考えたことがなかったことや、考えることすら否定したことが多く洗い出されるかもしれません。

面白い機会だと思います。人の感情が失われているような昨今ですが、なくすことによって生まれてくる感情もあります。
何もしないのが一番停滞させる原因です。
動いてみることから始めてみましょう。
簡単なのかもしれません。行ってしまえば「断捨離」です。
この作業は何度も繰り返し行わなければなりません。
そして「あれどこにあったっけ?」という、なくしてしまってから気づく喪失感。そして代替での対応。
一つ一つ乗り越えてみなければならない作業を開始するべきなのです。

これは正しい行動である、必要不可欠である、絶対的正義である…
などと様々な理屈をくっつけて、買っちゃいました♡
決して高いものではありません。しかも、土壇場に来て2種あったタイプの小さいほうに方針を転換。
実際に音を聴いてチェックもせずに、好きなメーカーだからっていう信頼度だけの理屈でです。

そして最短で最安で購入できる全国一位のショップを見つけて退院後すぐに発注!
2日後には自宅にとどいておりました。
早速、届いた箱を開けました。
現物を観ていなかったので、想像よりも小さく感じる。
タイプを小さいほうに変更した(勘です)のがシクッたかと不安がよぎりました。
部屋のサイズに合わせただけなんですけどね。

最初は単純に現行のスピーカーと交換してみました。
音を出してみると今までよりはよくなりました。
しかし、やはり音の方向性が好きになれません。
スピーカーのセッテイングに関して、様々に変更を加えてみました。
幾分よくなってきました。
でも、理想としているものとは程遠い。
もういいか…。

でもここで、立ち止まって考えることを入院中に覚えたのです。
検討すべき点はなんなのか。
修正すべきポイントの洗い出しと、必要な構造改革とはなんなのか、今一度考えるきっかけになったのです。結果的に。

ここからまた新たに、オーディオ再生計画ステップ2にシフトアップしていくことになるのです。
怖いですね~、恐ろしいですね~。
一度動き出してしまった歯車はとめることが出来ないんですね~。

ここまで長くダラダラお喋りしてきましたが、新しいスピーカーを格安で買ったよ!
っというだけのお話なんです。
なんとなくダイナミックな事をしたように盛ってみました。

現在では、最強のポテンシャルを発揮して、いい音鳴らしてますよ~スピーカーちゃん。
そこに至るまではまだまだ面倒な真夏の冒険が待っているのでありました。
続きは、またまた改めましての講釈で。

(自己)最強の音で聴くこの曲は、こんなにも素晴らしいものだったんだと39年ぶりに感動しています。
その曲をお届けいたしましょう。
松田聖子さんのアルバム『Pineapple』より『ひまわりの丘』。

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