カメラが欲しくなったら、撮影を増やそう
みなさんこんにちは。
イメージングディレクター/フォトグラファーの芳田賢明(よしだ たかあき)です。
ラジオのレギュラー番組だと思っていろいろ書いてみる、連載「memorygram」第10回です。
「ライカQ2欲しいなぁ」
「予約しようかなぁ(大人気で予約しないと手に入らないので)」
「いつ銀座に触りにいこうかなぁ(直営店くらいでないとハンズオンできないので)」
そんなことをずっと考えていたここ数日。
しかし、新しいカメラが欲しくなるのは、だいたい撮影が一段落したとき。
撮影そのものについて考えない状態に入ると、撮影機材について考え始めるのです。
冷静になって振り返ってみると、都合1年近く取り組んだ著書がついに発売となり、講演も一時期のラッシュ状態から落ち着いたというのが現状。
もうそろそろ作品の撮影をしたくてたまらないのです。
文字・言葉と作例写真でのアウトプットがずっと続いて、ディレクションの仕事を通じてのインプットと、読書や映画・ドラマからのインプットもわりと蓄積しました。
あとはもうとにかく作品を撮りたい。
それが真実なのです。
だから、次にやるべきことは撮影の企画とセッティングなのですが、どうしても、お金を出せば楽に欲が満たされる「機材の購入」に走ってしまいがちになります。
よくないよくない。
機材の検討は本来、求める画を実現させるにあたって最適なものを選択するために行うものです。
まぁ、Q2が欲しいのも、M型ライクな撮影スタイルでありながらAFが使えること、被写体に接近しての撮影ができることや、防塵・防滴で雨でも積極的に撮影できることに惹かれたから。
買えばそれなりに活用した撮影ができるとは思うのですが、やはり先に撮影企画を立てるべきだろう…と。
タイアップなどでメーカー様から機材を提供していただけるなら別ですが(ライカカメラジャパン様、見てますか。笑)。
ただ、ライカの最新機種については、予約しても数ヶ月待ちというのが普通。
撮影企画が立っても、予約しておかなかったら手にできないと考えれば、予約だけしておいても良いのではないかという考え方もあります。
…そうして物欲が逡巡するのです。
いやまずは、次の撮影を考えよう。
明日は仕事の資材を買いに行く予定があるので、ついでにロケハンをしてこよう。
【プロフィール】
芳田 賢明(よしだ たかあき)
イメージングディレクター/フォトグラファー。
「クオリティの高い撮影・RAW現像で、良い写真を楽につくる」をテーマに写真制作ディレクションを行っている。撮影ではポートレートや舞台裏のオフショット撮影を得意とする。
Webサイト…https://atmai.net/
Instagram…https://www.instagram.com/takaaki_yoshida_/
芳田賢明 著、プロカメラマンに向けた[仕事に即役立つ本]
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