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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第41回

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今週放送のテレビドラマ(テレビ東京にて放送)の「孤独のグルメ」(放送局のネットは分かりません。関東では今週オンエアでした)についてお話いたします。

今回の舞台となったのはオタクの聖地と数えられる中野エリア。
まあ、物語がブロードウェイから始まっているのであしからず。

中野が舞台でタイトルを観てまさかとは思っていたのですが、なんと孤独のグルメが展開されたのが自分にとって馴染みの店でした~!
こんな体験は初めてです。
知っているお店が登場したことは幾度かありましたが、率先して行っているお店が舞台になったのはさすがに初めてです。

中野の飲食街の中でもディープゾーンである百軒横丁にあるそのお店の名前は『泪橋』。
このお店に初めて連れて行ってくれたのは、自分の姉貴分の先輩である女史であります。
姉さんは宮崎出身で、自分との出会いのきっかけも宮崎が大きな理由の一つでありました。

その姉さんが「宮崎出身のマスターが作る宮崎の料理がとにかく美味しいので食べさせたい」と言ってくれて、連れて行ってもらったのは何年前だろうな?
ドラマの中に登場した「チキン南蛮」ですが、まだ「チキン南蛮」のブームが来る前にその美味さを初めて体験したのがこのお店なのでした。

このお店で出てくる地鶏はもちろん産地直送。
その素材が宮崎流の正しい調理法で仕上げられ、現地そのままの味で堪能できる訳なのであります。
もちろん地鶏のたたき、地鶏の炭焼きなど、本当に滋味深く全て美味しいのであります。
さらにモツ焼きも美味いのですが、「ここのフワ(肺)は特別だから」と姉さんに言われ、その美味さを教えて貰ったのもこのお店なのです。

とにかく狭いお店で、カウンター数席と小さなボックスが1席だけの、密度もすんごい事になる店内。
カウンターにお客さんが座るとボックスの人はその人の背中に触れずにお手洗いに行くことは不可能!
カウンターのお客さんはボックスのお客さんが注文した商品をマスターから渡されて、そちらにパスしてあげないといけないのです。
これは暗黙のルールなのです。

まさにテレビに出てはいけない屈指のお店なんですね。
テレビを見た人が大挙して訪問しますのでね、間違いなく。

普段から予約なしでは入れない人気店なので、フラッと行った人は絶対的に入ることは出来ないと思われます。
また、いつ席が空くかなんて分からないので、ご縁のない人は努力なしでは一生かけても入れない不思議なお店かもしれません(笑)

百軒横丁はいくつもある通りの中でもディープゾーンなので、変わったというか癖の強いお店が立ち並んでおります。
一見さんでは太刀打ちできない強力なバリアが張られたスポットであることは間違いありませんので要注意なのです。
中野はバンドマンや役者やアーティスト系など、個性派を気取ったみなさんも多く出没、生活している、中央線沿線でも賑やかしいエリアなので一筋縄ではいきません。
特にブロードウェイの周りはカオスな雰囲気と、怪しくも独特で刺激的な世界に人がわさわさと集まってくるのですね。
サブカルチャーを体現しつつも、このように故郷の味を体験できる実直で素朴な一面が同居しているからこそ、中野が人に愛される場所なのであることは間違いないのです。

それにつけても、泪橋のチキン南蛮は本当に美味しいのです♬
宮崎で食べたことはありませんが、自分の中ではこの店がNo.1チキン南蛮間違いなしの美味しさなのであります。
食べたい!
にゃ~!

こういうふうにお店が紹介されると、いたしかゆしなのですね!
当分は大混雑だろうと思うのでお店には行けそうもありませんが、隙をついて行ってみようと思います。
お店がどんなことになってるか姉さんに探ってもらわないと(笑)

っと、意外な出来事を速報でお知らせする回となりました。

では最後に、泪橋の皆さんに贈る曲を1曲選びたいと思います。

それではお聴きください。
なぎら健壱さんで「教訓2」

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