2016年12月24日、新宿BLAZEで行われる【palet LIVE 2016〜NEXT DIMENSION〜】を控え、日々のレッスンに余念がないpalet。
年末ライブに向けての意気込みを聞くため、ポートレート撮影・インタビューを実施した。
—今回は、ワンマンライブに向けての意気込みなどを聞かせていただきたく、よろしくお願いします。
一同「よろしくお願いします!」
—早速ですが、年末ライブに向けての意気込みをお一人ずつ[漢字一文字]でお願いします!
一同「おぉ(笑)」
井草「漢字出てきてます。みんな出てきてないの?(笑)」
藤本「先にいいよ(笑)」
井草「私は〈恩〉ですね。恩返しの恩。4年半、paletとして活動させていただいて、私にとって12月24日が最後のライブなので。皆さんから受け取ってきた愛を、恩を、ステージにぶつけて返したいです」
平口「(ボタンを叩く動作をしながら)ピンポン!」
—はい平口さん!
藤本「え、そういうやつ?(笑)」
井草「そういうのやめてよ(笑)」
一同「(笑)」
平口「新しいの〈新〉です。このライブで(井草)里桜菜も新しいスタートに立ちますし、私達paletも新しいスタートになると思うので。その始まりとして良いライブにして、このメンバーで最後のライブということで終わりもしっかり締めて、それぞれのスタートを良い形で切れたら良いな、という思いがあります」
藤本「ピンポン!」
一同「(笑)」
—では、お願いします(笑)
藤本「私は〈続〉という漢字で。今回『NEXT DIMENSION』というタイトルなんですが、それは『次の次元へ』という意味があって。毎回、paletって卒業するメンバーが居て、新体制になって…というルーティーンがあったんですけど、その度に『paletの何章目が終わって新しい章を迎える』っていうのが今までずっと続いてきて。それが今回もあるけれど…メンバーが変わっていくことによって、paletは来年も続いていきますし、新しい次元へスタートできるような、未来が見えるようなライブにしていけたらいいなという想いを込めています」
—ありがとうございます。次は…
小磯「はい!」
—では、お願いします。
小磯「時間の〈時〉です。あまりかわいくないんですけど(笑) この6人でできる最後のライブだから、その楽しい時間を皆で一緒に過ごしたいです」
—ありがとうございます。では…渡邊さん。
渡邊「〈始〉です。これは、卒業していく(井草)りーちゃんも、私達も、お互い違う人生だけど始まっていくっていう。そういう、大事な日になっているんだと思うので〈始〉です」
—では、最後に一ノ瀬さん。
一ノ瀬「〈一〉です。漢字の一」
藤本「一ノ瀬だから?(笑)」
一ノ瀬「違う違う(笑)」
一同「(笑)」
一ノ瀬「私と(小磯)はるにとっても加入して1年だし、paletが新体制として活動し出しても1年で。このメンバーでできる1年目というのが今しかないので、それをまとめて〈一〉で(笑)」
—ありがとうございます。今のお話で意気込みは聞いてきましたが、今回より多くの方に来ていただくために、年末ライブでやろうとしていることのヒントがあれば教えてください。
井草「12月24日はクリスマスイブということで、皆さん想像つくと思うんですけど、その日にちなんだ『何か』があるということ! それと、ライブ中撮影可能な曲があるんですよ。元々はライブのときに撮影可能席があったんですけど、今はなかなかないので。そういう機会があった方が、ファンの人もライブ中好きな子をね、撮るのは楽しいんじゃないかな、追いかけながら。そういうこともあるので、まだpaletを見たことがない方でも絶対に楽しめると思います」
藤本「今回、新しいこととして、メンバーで構成を考えたんですよ。クリスマスにちなんだものをやる間に、いろんな映像技術とかを駆使しつつ、皆に今までのpaletの軌跡を思い出してもらったりとか、想いが込められている映像も見れたりするかもしれないです。細部に、paletのメンバーがこだわりを持って考えた企画があるので、そういうところも見てほしいなと思います」
平口「夏に東名阪ツアーを回らせていただいたんですけど、1部はセットリストを考えて、2部はノンストップライブをしたんですよ。それの応用じゃないですけど、もっとハードな形で皆に届けられるような内容になっているので、体力も(メンバー)皆がつけてきて、その成果が見られるライブじゃないかなと思います」
—ありがとうございます。ここからは、お一人ずつ質問をさせていただければと思います。まず一ノ瀬さん。加入当初は、緊張していたせいかライブ中の表情が固かったように感じたのですが、今ではライブ中とても楽しそうにされているのは、何かきっかけがあったのでしょうか。
一ノ瀬「私、本当にあがり症で。最初の頃はステージにいるだけで必死だったんですよ。それで固いというのがあって。でも、メンバーやファンの方に『リリイベやツアーで変わるよ』っていうのを言われてて。でも、意味が分からなくて。何が変わるんだろう? みたいな(笑)」
藤本「わかんないよね、やったことないから(笑)」
一ノ瀬「そう、本当にわかんなくて。でも、沢山のライブやTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)だったり、いろんなアイドルさんを見る機会だったり、毎日リリイベもやってたりして。日に日に見つけることがあったり。そういうのを含めて、今年の夏のツアーやリリイベをきっかけに、自分にも自信がつくようになりましたね」
—続けていく中で自然に?
一ノ瀬「自然と、ですね」
—ありがとうございます。次は小磯さん。当初は高音が出しにくそうでしたが、今は高音もよく聴こえるように感じます。かなり練習されたとは思いますが、どんなことを意識して練習されましたか?
藤本「すごく観てくれてるじゃないですか(笑)」
平口「すご〜い(笑)」
小磯「一番高い音の1個上を出すようにしたり、家のお風呂で歌ったり。後はボイトレにも通ったりしてたら、だんだん出るようになりました」
—それが出るようになったのが、夏を越えたあたりから?
小磯「新曲の『Over The Rainbow』がすごく高くて。最初、それも出なかったんですよ」
藤本「サビ終わりのとこだよね」
小磯「はい。これはヤバいぞって感じだったんですけど、曲を歌ってたら、声もだんだん出るようになってきました」
—次は渡邊さん。加入当初と今ではダンスの雰囲気が変わった印象があるのですが、何か見せ方を変えたのでしょうか。サンミニと兼任されていたということもあるので、何か意識して変えていたのかなと感じました。
渡邊「ダンスですか? うーん…」
井草「見せ方は上手くなったと思います。入ったときは、paletとサンミニのジャンルが違いすぎて、最初はすごく戸惑ってたんです」
渡邊「苦戦しましたね」
井草「palet単独になってからは、paletのダンスも自分のものにできていた感じです」
藤本「最近、ダンスを奥まで飛ばせるようになったよね? 前まではステージ上! っていう感じで」
渡邊「それはすごく意識してます。元々、自分のダンスや歌を目の前の人にしがちで。視野が狭かったんですかね?」
一同「(笑)」
渡邊「自分の中で、踊りも歌も縮こまっている感じがあったんです。でも、やっていくうちに『もっと周りを見なきゃな』という考えになったんです。それで、もっと大きく動かしたり。感情とか全然入らなくて苦戦してたんですけど、最近は歌詞の意味を考えたりしてます」
藤本「それで変わったんだよ、きっと」
渡邊「えー、嬉しいです!」
—次は井草さん。ライブ中に見せる表情に色気があるなと…
一同「(笑)」
—初めて見させていただいたときと比べるとだいぶ雰囲気が変わったなと思います。ここまで変わったのはなぜでしょうか。
井草「最初ガキンチョだったんです(笑) 最年少で入ったんですけど、元々めちゃめちゃカワイイ系が好きだったんですよ。ピンクとかが好きで」
藤本「ツインテールだったよね」
小磯「ふふふ(笑)」
藤本「知らないからね(笑) ピンク・ツインテールだったよホントに(笑)」
小磯「(井草にツインテ? という仕草)」
井草「そう(笑) 私服もカワイイ系が好きで」
小磯「(なぜか小さく拍手)」
井草「白タイツとか履いてた時期もあって。ちょっとロリータチックな感じが好きだったんです。元々アイドルも好きだったんですけど、最初は自分がなりたいものがわからなくて、自分がどういうキャラなのかもわからなかったんですよ。一人っ子というのもあって引っ込み思案で、自分の感情を外に出すことができなくて、ライブ中も真顔が多かったんです。けど、小学生の頃からK-POPが好きなんですけど、K-POPの踊り方ってセクシーなのが多いし、私自身が表情の色っぽい子が好きで(笑) 自分もそういう子になりたいと思って。あんまり笑わないですね、たまにしか(笑)」
一同「(笑)」
藤本「すごい大物芸能人みたい(笑)」
井草「たまに笑ったときのギャップがいい…ってことにしておきたいです(笑) 元々人前で笑うのが苦手で、写真とかも基本的に笑わなかったし、マネージャーさんに『ライブ中の顔が殺し屋』だってずっと言われてたんですよ」
藤本「目つきがすごかったもんね」
井草「そう、笑わなすぎて(笑) でも、自分に余裕が出てくるとライブの楽しさもわかるから、自分が楽しいとファンの人も楽しませることができるんだなって感じました」
—それで今の感じになったと。
井草「そうですね。何でそんなに色気があるとか言わるのかわからないんですけど(笑)」
藤本「完全に今わかってたよね、自分で(笑)」
一同爆笑
井草「別にグラビアがやりたいとかじゃなくて、そういうのじゃないんですけど…何ですかね、漂っちゃうんですかね?(笑)」
一同「………」
藤本「今のとこカットで大丈夫です(笑)」
—次は藤本さん。Twitterなどで「歌詞を読み解いていくのが好き」との発言がありましたが、気持ちを乗せて歌うのは演技の経験が生きているのでしょうか。
藤本「今年の4月から演技などやらせていただいて。そういうのも多少はあると思うんですけど、小さな頃から少女漫画や小説を読むのが本当に好きで、一節から情景を想像するのが小さな頃から大好きで。それからアイドルとして自分の歌詞をもらったときに、一曲ずつ歌詞の雰囲気とかイメージとか、自分の中で物語を作り上げて歌うのが好きだったので。それを、元メンバーの(君島)みっきーとずっと話してたんですよ」
井草「(藤本)ゆいちは昔から歌詞でストーリーを考えるのが好きなのかわからないんですけど、なんか、妄想上手(笑)」
—ライブに向けて、などではなく?
藤本「じゃないです! 個人的に好きなだけ(笑)」
井草「女子のゆいちがね、作り上げてるんですよ(笑)」
藤本「それが原点で。昔は、レコーディング前に必ずみっきーと全部話し合って『ここはそうじゃないんじゃない?』とか、討論会が毎回あって。それで、二人で意見が食い違ったところをプロデューサーさんに聞く! っていうところまでがワンセットで。それが終わってからレコーディングに挑みたいなというのが毎回あって。今でも一曲一曲ずつ想像して、そこにいる女の子のイメージ像とか、相手がいたらこういう感じの子なんじゃないかなとかを想像して、ライブのときにそういう感じの子になれたらいいなというのを思って歌ってます」
—Twitterの中での発言があったのも、その流れの中の一環なのですね。
藤本「そうですね、曲をいただいたら全部そういう感じに。恋の話とかは、特にしっかり組み立ててやりたいなと思ってます」
—ありがとうございます。最後に平口さん。『恋するウィンク』『いつだってI Love You!』で振り付けを担当されていて、表現力豊かな平口さんにとってはまさに適材適所なんじゃないかと思うのですが、普段のレッスンやライブなどで自身やメンバーの長所を活かせるようなことをされていれば教えてください。
平口「paletのイメージがかわいらしい感じなので、『恋するウィンク』『いつだってI Love You!』もかわいくて、だったらとことんアイドルらしいブリブリしたダンスにしたいなと思って。そういう想いで振付をしたんです。皆も笑顔でメンバーも笑顔になれるような。ファンの方にも指差したり、喜んでもらえるような振付を中心につけようかなと思って。でも『恋するウィンク』はちょっとロック調の部分もあるので、イントロから結構動いてみたりとか。あとは見え方が綺麗なようにバラバラに振り返ってポーズするとか、個性を出してみたりとかして」
藤本「(平口)みゆきさんの振付って2人組になること多くない? それが、メンバーと目が合うんで楽しいなって思う」
—先日の定期公演でも、メンバー同士だいぶ目が合ってましたね(笑)
藤本「そうですね(笑)」
平口「『恋するウィンク』のときに2人組にどうしてもしたいなと思って。何かかわいいなぁ…って。メンバーのことかわいいって思ってるんで…ふふふ(笑) かわいい女の子が一緒にイチャイチャしてたらかわいいなと思って振り付けて。でも、プロデューサーさんから『ここはやめた方がいいよ』とか言われるので、考え直したりして…でもそうするごとにpaletの理想像に近づいてきたなって思いますね」
【プロフィール】
平口みゆき(みゆっちょ)
1995年2月5日生 神奈川県出身
担当カラー:ピンク
※キャプテン
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藤本結衣(ゆいち)
1995年1月22日生 神奈川県出身
担当カラー:白
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井草里桜菜(りーちゃん)
1998年3月28日生 東京都出身
担当カラー:紫
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渡邊真由(まゆち)
1997年9月12日生 神奈川県出身
担当カラー:赤
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小磯陽香(こはる)
1998年1月6日生 神奈川県出身
担当カラー:水色
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一ノ瀬りと(りとまる)
2000年1月11日生 東京都出身
担当カラー:緑
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Interview:6notes編集部
Photo:Yusuke HOMMA
Colorist:芳田賢明
■12/24(土)palet LIVE 2016 〜NEXT DIMENSION〜 @新宿BLAZE
チケット発売中!
http://www.hipjpn.co.jp/archives/41409
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