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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第129回

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「ジムノペディアでも聴きながら」

コロナ禍に入ってから、人の動きも仕事も精神の体調も変化しまくりました。
そんな中ではありましたが、この連載に関しては淡々と、出来るときはサクサクと、それでいてマイペースに進んでまいりました。

思ってみれば連載も100回を超えたりと、時は確実に進んでいたのです。
もうちょっと盛り上げたりしてもいいのかもしれませんが、何の変化もないのもこの連載らしいのかもしれません。

と言った訳で、このサイトの編集長であるボスとも随分ご無沙汰しております。
世の中少し落ち着いたので久しぶりに会いましょう!という事になりまして、先日数年ぶりの再会を果たしました。
連載を続けているので関わりはキープされておりました。関係性が途絶えていたり連絡をとらなかったりみたいなことがありません。
そういう事情から付かず離れず、業界では当たり前の現状維持的なスタンスというのがありまして。
気が付けば何年も会わずに時は経っていたんだねみたいな事なのです。
そう思うと、空いていた期間は思いのほか長く、変化というものがじわ~っと起こっていたりします。
やはり、この2年のコロナ禍は大変だったね、みたいな話になるのでした。

そんな中で第6波といわれる奴がやってきて「まん防」がまた発令された訳ですね。
復活してきたものがまたもや足踏みになってしまったり、感染力の強い奴がまん延したり。
終わりの見えない状況がまだ続くのでしょうかね。
それでも世の中進んでいる訳で止まってばかりもいられません。

みなさん慣れましたよね。なんとか宣言が発令されても、対応や対策、精神的な対応するイメージも素早く出来るようになりました。
政府や行政、専門家委員会の方々の方が、扱いにくいウィルスに対して困惑しているのが現状です。
そういった状況の中、この先どんなことが待っているのか、ただひたすらに受け身でいるしかないのですね。

時折垣間見ることが出来る、澄み切った冬空を見ると唯一心が救われます。今日も富士山が綺麗でした。

今までの待機状態に精神がロックされていた時は、思うように動けなかったりやらなかったりしたことが多かったです。
待機期間が過ぎた後に「あれやっておけばよかった」「これもできたのになぁ」などと思いました。
今、少し縛りの入った生活になった感があるので、前に出来なかったことやしなかったこと、積極的にやらねばならないと思います。

そんなたいしたことではないんです。調べ物をしっかりとやっておこうとか、探し物をきっちり探してみようとか。
止まったライブラリー化を進行しようと、ファイルやデータの整理をしようとか。
日頃出来ないことや手の付かないことや面倒ごとをやっつけるには丁度いいのです。

早速、発掘したいデータの調査を始めました。三基あるHDをさらってみましたが、その中にはありませんでした。
その当時、何のメディアでデータを貰っていたのか覚えていないので、ディスクで貰っていたとすると今度はライブラリーをひっくり返さないといけません。
だとすると厄介な話なのです。ファイリングはしているのでそれを引っ張り出す訳なのですね。
そこになければバラのディスクから探すことになりますが、バラの中では見かけなかったのでファイルだと思うんだけどな~。

みたいなことを順番に始められる期間だと思えば、心さえ折れずに頑張っていければ大事な期間になれるのです。
振り返ってみると、もう外に出すことはないだろうと思いますが、必要な人にとっては貴重な音声や音源があったりします。
時が経過するということは、そうしたものが増えていくことでもあります。

人と会うことの大切さ。話すことの大切さ。悩んだり困ったりしたことの経験と思い出。
その時は流れていてしまった事柄も、後から発掘してみると、意味深いものだったと改めて感じる事が多々あります。
そう思うと、もっと沢山のことをしなければいけない、失敗するかもしれないけど後悔もするかもしれないと思います。

音楽とも向き合う時間が増えています。
ふと聴きたくなった曲をササっと聴くことが出来る環境も構築出来ました。昨年の待機期間に作りました。
エリック・サティのジムノペディアが頭をよぎったので、素早くササっとオーディオで再生出来るのはなんとも嬉しいノンストレス。
そういう芸当は技術の進歩がなければ出来なかったことなんです。便利な世界に住んでいる人達には分からないかもしれませんが。
心静かに過ごすとか、心地よい時間を過ごすとか、上手になっていくのかもしれませんね。

さて、今後の世の展開のことは一旦置いておいて、今ひと時を静かに過ごしてみませんか。
そんな時にお奨めな1曲をお届けいたします。
Windham Hillよりリリース
Bill Quistで『Satie : Gymnopedies』。

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