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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第63回

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微睡む(まどろむ)午後の過ごし方

皆さんはこの驚異の10連休という、日本では起きたことの無い大休日軍をいかがお過ごしでしょうか?

もちろん、私たちのような仕事をしている者にとっては、大忙しの10日間になる訳であります。
特に仕事でイベント事がある人達にとっては、毎日が戦場のような感じですよね。
その分、お休みでイベントに行かれる方には存分に楽しんでいただきたいと皆、思ってがんばっております。

さてさて、そんなお休みがたっぷりあったりした時、最初のうちはあれやこれやとやることや行きたい所もあると思われます。
あくまで一般的なお話としてが前提の内容と思って読んでくださいね。

お正月でも夏休みでも、日本は海外の国の事情と違って、旗日と土日で10連休というのは正に奇跡の日数です。
今年は元号も変わる一大イベントを含む、節目の年なわけであります。

そんないろいろな時間を過ごした後、休みの残りもあと2〜3日辺りになると、やはり家で一日過ごそうという感じなりますよね。
いざ家で過ごす段になり、買い物には昨日行ったし、掃除と洗濯など済ませてしまうと、いよいよ何をしようかな?っとなる訳です。
そういう時って、実際あまり意欲的ではなかったりしますよね?そんなことないですか?

想像してみてください。
晴れた穏やかな昼下がり。風は涼しく外は静か。窓の外の景色も何かのんびりと見える感じです。
ではこれから何をしましょうか?

自分はそのシチュエーションに居たとすると、選択肢は二つです。
本当は部屋で映画など観たいところなのですが、ここではその気分に少し足りないものがあるのです。
誰かが一緒に観るとか、早いけどお酒など片手に鑑賞というのであれば若干意味が変わりますが、何かもう一歩そうする踏ん切りがつかないのですね。
気が散るというか、集中しきれなかったりするというか。
なので映画はパス。

選択その1は「本を読む」です。
読むつもりでストックした本がたくさんあります。
その中からどの本を読むかチョイスする時間で大分かかってしまいますが。

まずは本棚の前に立って、読んだ事のあるものと読んでいないもののどちらにするかを考え(気分に合うものがあれば読み返しもします)、まあ今日は読んでいないものを選択したとして、その中から気分に一番ハマりそうなモノを探します。
小説が中心なので、実際読んでみない事には分かりませんが、その読んでいないストックの80%位は同じ作家さんの作品なのです。
なので時代にあわせた内容の傾向があったりするので、すこしづつ本を手にとってパラパラとページを繰ると雰囲気が伝わります。
全体に短編集が多く、読んでいないものはハードカバーの新作を購入したまま本棚に保管しているものが中心です。

それで、いよいよ読むぞっと気合を入れて、一冊に取り組むという作業はなんだか楽しいのであります。
読むときにはサイドに珈琲とBGMがセットですね。

選択その2は「音楽を聴く」です。
実は本を読む時にも音楽をかけながらになるので、本を読むか読まずに音楽を聴くかの選択でもあるのかな?

このようなちょっとアンニュイな気分の時に似合う音楽が肝心になる訳です。
歌物はやめましょう、神経がそっちに寄ってしまうので。
この日のテーマは「頭をリラックスさせて、BGMとしての役割をきちっと務めてくれる音楽と共に過ごす」です。
本を読んでも邪魔にならなず、ボ〜っと聴いていて邪魔にならないものでなければいけません。
しかも珈琲に似合う。

そこで今回のお薦めの1枚に繋がるのですが、自分が少年時代に耳にしてから、ず〜っと離れることなく残っている曲。
その当時、土曜日の午後にオンエアされていたラジオ番組中のCMで聴いた印象が最も強く残っている曲があります。
ウェス・モンゴメリーのアルバム「ロード・ソング」に収録されている「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」です。

そのアルバムと姉妹作になるのが「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」こちらが今回の本命です。
ロード・ソングについては過去にここでお話ししたような気がします。60回を超えると過去の事はすべて忘れました(笑)
「ロード・ソング」「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」共にCTIというレーベルから発売されたアルバムです。
両作ともにアレンジと指揮がドン・セベスキー。

自分が産まれた当時の作品なのですが、後にも先にもこのような良作は誕生しておりません。
時代性は当然ありますが、例えばヘンリー・マンシーニだったり、アメリカ映画やテレビ映画の劇伴などがしっかりとした作品作りの中で行われていた黄金時代です。
アレンジャーの卓越したセンスが光っていた時代です。

一流のミュージシャンと最高のエンジニアとしてルディ・ヴァン・ゲルダーが手腕を発揮。
BGMと言っては失礼ですが、自分にとっては最強のBGMとしてこのアルバムは存在しているのです。
何十年も変わらずインストアルバム不動の一位でいる作品なんて、自分にとってこの両作品が持つ意味は偉大なのであります。

微睡みの午後を、微睡むための最強アイテムでGWを過ごしてみるなんていうのも、豊かなお休みの過ごし方としてお勧めいたします。

それでは今回の1曲はアルバムのタイトル曲でありますこちら。
ウェス・モンゴメリーで「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」。

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