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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第19回

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私が運営しているアイドルグループStella☆Beatsのメンバーの一人が誕生日を迎えることになりました。

グループに加入してまだ間もないのですが、18歳の誕生日をうちで迎えることとなります。
何といっても18歳というのは人生の中でも一番輝きのある年齢だと常々思っているので、このように言ってはなんですが、他の誕生日より大切な思い出にしてあげたい願望があります。
ちょっと多く盛り込んでしまうことになってしまうかもしれませんが、何か本人の個性にマッチした演出を加えてみたいなと思いました。

バンドやロック系の音楽が好きなのでそちら方面で何か出来ないかと考えました。
バンドを入れられたら一番良いのでしょうが、それはなかなか実現しにくい問題をはらんでおります。
う〜む、それに近い何か出来ることはないだろうか…
っと考えておりました時に、色々なものをくっつけるのが好きな自分はアイデアが浮かびました。

早速のそのアイデアを持っていつもお世話になっている音楽プロデューサーさんのところに伺いました。
今回浮かんだアイデアは、もちろん以前より考えてはいたのですが、実現化する機会がなかった為に脳内保管していた企画です。
バンド演奏を録音撮影し、それをステージ上のスクリーンに投影、それをバックにアーティストが歌う。
ある種、疑似バンドライブのような感じですが、映像とアーティストのコラボは前衛的な手法として昔から行われております。
それをアイドルにくっつける人はあまりいないかもしれません。
最近はVJやVRなどの演出は普通にありますが、もっと泥臭くアナロジカルにバンド感を演出するのは珍しいかと。

音楽Pは快く企画に乗っかってくれました。
先ずはミュージシャンを集めて貰います。
女の子が歌うなら演奏も女子の方が収まりがいいですね、と言う意見をもとに素晴らしいミュージシャンの方を集めていただきました。
演奏いただくメンバーは
ドラムは小久保bon理沙さん。
石井竜也さん(ex米米クラブ)や柏木由紀(AKB48)等のバックバンドで活躍中。
ベースは夏海ルイさん。多方面でセッションベーシストとして活躍中。
ギターはUNIさん。3月に活動休止に入ったガールズバンドSORAMIMIのギタリスト。

そんな実力派のメンバーを集結させていただきました。なんとも贅沢なセッションです。
そこにStella☆BeatsのMVの編集もままならぬV監督に来てもらい、一発勝負的なセッションとなりました。

スタジオワークはお手の物のミュージシャンのみなさんと、MV撮影はアイドルからヴィジュアル系までこなす撮影班。
そして自宅に大型のスタジオを構える音楽プロデュース&ディレクター指導のもと録音撮影となった訳です。
怖いものは何もない状況です。

先ず演奏のリハーサルを行います。歌担当のウチのメンバーは緊張した面持ちでリハーサルを見ております。
数度のリハ演奏の後に、演奏を固めるために演奏に合わせて一緒に歌を歌います。
歌を入れることにより、よりバンドセッションとしての演奏のまとまりが出てくるのです。
今回は演奏のみの録音になるのですが、そうすることによって演奏に一体感が生まれるのですね。

うちのメンバーは緊張しまくっておりましたが、バンドをバックに歌う楽しさを充分に満喫出来たと思います。

実力派のメンバーさんとセッションする体験はなかなか出来る機会はありません。
CD用のレコーディングも、音楽を制作するチームが豪華なメンバーだったとしても、実際はご一緒できる機会が少なかったりするのです。
基本、音楽制作は分業制なので、そんな現実があったりするのですね。
そういう意味でも、若いうちにこのような機会を体験させてあげたい気持ちが強くなるのですね。

そして準備完了して映像の撮影に入っていきました。
こちらもMV撮影を得意とする監督のもと、数回のセッションでシュートは終了となりました。
実力派集団が集中して作業すると、こんなにも短時間でまとめられるのかという感じですが、それがプロの仕事なのですね。

この後は編集作業と音楽パートのミックスダウンなどスタジオワークになります。
自分的にはやりたかった事を最良の条件で形に出来ることが何より楽しいのです。
音楽的な仕事はまとめるのが難しい事が多いのですが、やはり現場で作業したり形作っていく事が喜びなのであります。
そしてそれをみなさんにお届けして、喜んでもらえれば何よりの救いになります。

今回も力を貸して下さったすべてのメンバースタッフに感謝です。
またいつか我がStella☆Beatsの定期公演などで、今回のセッションをご覧いただける機会を設けたいと思います。

音楽の楽しい可能性に触れた、ライブセッション制作のお話でした。
それではまた次回。

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