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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第116回

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コロナ入院日誌

コロナ禍、ついに入院してしまいました。
それがどんなものだったか検証しながら今後についてなども考えてみたいと思います。

そもそもは6月7日に起きました。
日曜日。洗濯機をまわし、洗いあがりの物干しの準備などを整え、洗濯籠を持って洗濯物をピックアップしようと洗濯機へ。
少し予感はしていました。洗濯機の蓋を開けようとしたその瞬間です、薄くピシッと背中を走った電気。
マジか、とっさに抵抗を試みようとその場から移動し、正座をして手を頭の上までまっすぐにお辞儀をしながら背中を伸ばしました。
別にその行為自体は問題なくできるのですが、もう論点は別の次元に移っていたのです。
次は立ち上がって腰を伸ばそうとすると…激しい痛みが腰を走り、伸ばすことが出来なくなってしまいました。

そうです。ギックリ腰です。ギックリ腰なんです。

やった。久々だ。20年近くやっていなかった。今回はまともにやってしまっているかも。
洗濯機まで戻り、洗濯物をピックアップします。取り急ぎ何でもいいから掴んで籠にぶち込みました。
ヤバイ、洗濯竿をまだ拭いていなかった。
これだけでも相当につらい。前にギクッタのは洗濯竿に触れようとした瞬間になったのだ。
嫌な思い出は甦る。そ~っと洗濯竿を拭いていき、籠の中身を選別する余裕もなく、適当に干していくしかない感じ。
大した量でもないのに、今回はかなり苦労しながら干し切りました。

困った。これでは予定していたメニューで一日を過ごすことは出来そうもありません。
昨日までに買い物など済ませておいてよかった。
今日は一日、椅子に座っての作業に充てることにしよう。やるべきことも丁度あるので、集中して作業を進行することに。

正直、食欲もあまりなく、珈琲もいつもより美味しくない。そんな時は無心になって仕事に集中したほうが良い。
ということで、昼過ぎから夜までは黙々と椅子の上で腰に負担のかからない一定のポーズにて過ごしました。

一度そう決めてみると次の移動の瞬間が、かなり難儀なことになります。
カチカチにロックされた90度の腰の角度を、多少の角度変化が入るたびに「おふっ!」という痛みとも苦しみとも言い難い言葉が飛び出します。
トイレに行く、お湯を沸かす、冷蔵庫から取り出す、何をするにしても「おふっ!」なのです。

いや~、今夜の晩御飯のイメージも出来てるんだけど、そんなに準備も大変じゃないし、すべてそろっているんだけどね。
それでも準備が面倒くさい。体の角度が座椅子。動きが緩慢。食欲もあまりない。
いやいや、仕方ない!ここで手抜きや諦めはすべてを否定するのと同義語だ。決めたことを何であれやっておこう。
意欲を胸に夕食の準備を行いました。ちょっとしたキッチンとリビングとの移動がいちいち面倒くさくて腹が立つ。
とはいえ手は二本しかなく、運べる荷物も限界があり、腰をかばっていっぺんには運べません(安全策をとる)。
ある程度の準備が出来た時にはけっこう疲れていたね。ではようやく食べようかね。
目の前で肉を煮ながら食べる奴にしていたので、コンロに火をつけあとは煮えるのを待つようなイメージです。
う~む、何も問題ないはずなんだけど、なんだかそんに美味しいと思えなかったなぁ。やはりコンディションが万全じゃないとだめか。
なんだか少しさびしい。

そのままテレビを観ながらダラダラと時間を過ごすことに。
今度は片づけが待っているのね。大した量ではないのだけれど、腰のせいで効率的な作業を行えないのです。
そう思うと、なかなか重い腰を上げることが出来ず、実に3時間ほどそのまま過ごしてしまった。
とはいえ、どこかで思い切らなければならないので、最後は泣きながら立ち上がり「おふっ!」と言いながら片づけをするのでした。

こんなだからと言ってだらしなくしていてもいけないので、風呂を沸かし腰をゆっくりと温めることにします。
これは効果が期待できるので、唯一本日の前向きな業務です。
熱すぎずぬる過ぎない温度に設定し、ゆっくりと温めました。

仕方ないといえばそうなのですが、風呂から出ると汗が引きません。立ってクルーダウンするのも、腰が痛いので中腰にならざるを得ず。
汗をひかすまでの時間一つを取っても、思うに任せないわけであります。

やっとこすべてが落ち着いてきて、寝る前に楽なポーズでテレビを鑑賞。しかしこれも油断をしていると後で体が痛くなったりするので要注意。
適当に時間をやっつけて早々に布団に入りました。
はあ、なんて日だ。今日は一日疲れ果てた。明日も同じような一日が待っているのです。3日目には動けるようになっていたいなぁ。
疲れたので寝ることは出来ました。

翌日、8日。
腰の具合は昨日よりは30%ほど伸ばせるようになりつつある。
いきなり伸ばすことは出来ませんが、ゆっくりとまっすぐに伸ばしてみれば、そのままちゃんとした姿勢にすることは出来るようになりました。
それをキープは出来ても屈んだりすると「おふっ!」でまた伸ばすには儀式を必要とする感じです。
にしても、歩く姿勢が90度から60度くらいになったので、移動は少し効率化が図れます。
速度も20%は早く動ける感じだし。

今日も体調いまいち、食欲なし、やる気もいまいち、気持ちも晴れない。よくないなあ。
昨日の作業の続きをして、作業自体はフィニッシュさせないと。
以下省略~。

この日も作業をして一日やり過ごす。
ただし、食欲が減退。曖昧な食事でお茶を濁して終わり。

翌日は腰は戻った感じ。動きにも問題はなくなった感じで安心。
夕方、近所の駅で待ち合わせの予定。
2日間缶詰だったので外に出ること自体は嬉しい。
少しだけ早めに家を出る。夕方前の日差しが少しまぶしい。
坂を歩く足取りは決して軽やかではない。腰をかばっているだけではなく体が重いのだ。
調子はよろしくない。明日は夕方に中央線沿線に行く予定なので、思い切ってリスケしたほうがよいか考えた。
もっと真剣に考えてリスケすればよかった。

打合せでは咳が良く出ていた。う~む、これは余り良くないなぁ。マスクは出来るだけするようにしたが、焼け石に水か。
食欲も今一つ、お酒も飲みたくないかも。
翌日は体調がすぐれない。そのまま目的地に向かう。いまいちの感覚のままでした。
そこで3~4時間を話して過ごしたが、やはりこれも被害を拡大させる要因になってしまった。

迷いや疑いがあるときは素早く予定を中止する決断をしなければならない。
昔からそれがどうも上手くない。帰宅後、何かを食べたけど思い出せない。ちょっとしたものだったのだろうけど。

翌日は山手線沿線で15時よりスタジオ作業。
とにかく時間をかけず手間をかけず、サクっと作業だけに徹したのが不幸中の幸いだった。

ここまでが無自覚での行動期間。

この後に会社から昨今のコロナ情報が届く。関係各所で感染者が発生。
むむむ、これはただ事ではない。正直、コロナっぽい自覚がある。すぐにPCR検査を申し込み、最短で行くようにする。
翌日、土曜日の昼14時に検査を受ける。その日の夜には陽性の判断で再検査を受診決定。
医院で翌日13時に受診する。この検査の時は周りに陽性患者がいっぱいいるので、とても不愉快な気分だった。みんな態度が悪い。
自分もそうなのだろうが、こいつらみたいなのがいるからいけないんだよ!と思った。

夜、早くも陽性の判定で明日保健所より連絡が入るとの連絡がある。
覚悟をしなければなのだが何をする気にもならずそのまま放置。
しかし困った。何がどうなるのかわからないし、単に軽くあってほしい気持ちだけでしかない。

分かってはいる。こういう時、必ず最悪の状況にあるんだってこと。
なので気持ちのどこかでは諦めるしかないことを理解している。
あぁ、いやだなあ。いやだけどどうしようもないんだよな。

翌日、10:30くらいに保健所から連絡がきた。
いろいろな話をし、聞き取りがおこなわれた。大変な仕事だなと素直に思う。
なんとか軽くごまかしてホテル経過観察になるようにインサートしてみたが、やはりそうは問屋が卸さなかった。
車で迎えに行くので入院の準備をとのこと。こうなるとじたばたしてもどうしようもない。

何日間入院になるのか想像がつかなかった。ここでもっと想像力を持てていたならよかったのだが、それは無理ってものだ。
車内の無菌状態をキープするように設定されたタクシーがやってきた。
何とも言えない気分だ。入院先の病院を告げられてもイメージはわかない。何処かもわからないし。
車で20分ほどの移動で病院に着いた。

■そして入院初日。
病院に着いて早々、CT検査、心電図、胸部X線、他の検査を一気にする。
そのまま専門病棟へ移動。病棟自体がコロナ専用の施設に設定された通路(ビニールやシールドが続く)を進む。
途中で一度曲がり一番奥まで進んだ左側の扉が私の部屋だった。
部屋の中は広くて過ごしやすそうな空間だ。
狭さによるストレスがないのは気分が良いものだ。

やはり自覚など持ちようがないので(だってコロナになったことなどないし、なったらどうなるか知らないので)ただただ受け入れるしかないのだが、冷静になって状況を判断するとか、理解するとか、分析するなど出来ませんでした。
マグロですマグロ。どこまで自分がいつもと乖離しているのか理解するのが、一番難しいのです。

熱を測るとそのたび低いのと高いのが交互にやってくる。下は36.5度。上は39.3度。もうダメだ。
入ったその日はうなされて寝たような感じだった。
翌日からは点滴が用意される。
コロナ肺炎に効く点滴の使用上の注意が記された注意書きが渡される。
ここから本格治療ということで、いよいよ自分の具合の悪さがいやがうえにも強調される。
症状。熱、頭痛、倦怠感、判断力低下、食欲不振、咳。かなりきつい。
ここからの三日間は同じ状態が続いた。少しづつの改善はあっても行ったり来たりでもあった。

一日中付けている心電図と血中酸素測定の端末、酸素補給の管、これが一様にイラつきの原因になる。
病棟のスタッフさんたちは相当に重い仕事をしていることが良くわかる。
なかなかに簡単なことではないし、体制としても緊張を強いられているのであろう。
こちらは無防備に過ごしているわけですが、コロナキャリアなのだから最前線の対戦相手なわけである。
私が持っているんだから、それをもらわないように治療し快方に導かないといけないわけで。
それはそう、半端ないわけです。それを思うとやはりただただ頭が下がります。

■5日目。
大人しくはしております。こちらは所詮じっとしているしかありませんのでね。
ただ、一つありがたかったのは『個室』です。これ最高。
以前、入院したことがあった時も個室は1日しかいたことがありませんでした。
今回は完璧にすべて個室対応。病が重くて独立性が必要でよかった。

最初は何にしたって嫌なんだからあれですが、何がいいって音が出せるんですよ。
病院のテレビはイヤホンを使用します。周りの迷惑にならないようにね。
たとえば今、iPhoneで音楽を聴いています。音を出してね。それが可能なんですよ個室だと。
クルセイダーズのライブを聴いております。モントルーのね。
周りに人がいる部屋だと時間に制限があります。
個室の場合、消灯の判断は任されています。だって寝られないときは仕方ないもんね。

時は流れ入院9日目です。
特に大きなことは起きなくなりました。
CT検査は2回受けましたがどうだったかの報告はなく、その時の治療がそのまま進行していたので、治りは普通かゆっくり位だったのかと。
この日、点滴による2種の薬の投与が終わりました。これにて一応、点滴は終了となりました。

後は、数値などのを見ての対応になります。
手首付近から点滴用のチューブが取り外されました。
投与中、シャワーの際に一度チューブを取り外してもらいました。シャワー後に付け替えをお願いしました。
付けている状態でシャワーの際は、チューブ付近を濡れないように、ビニールなどをぐるぐる巻きにして入りました。
それを思うと、チューブが外れるだけでもストレスは相当に軽減されました。よかった。

■10日目。
入院生活も折り返してからは、基本的には同じルーチンを繰り返しております。
大体これからの日々はこんな感じです。
基本装備:随時、心電図と血中酸素酸素濃度測定装置を装着。ビニール管による酸素吸入。

4:30 日の出
5:00 目が覚める
6:00 半分寝ているかradikoでラジオ
7:20 看護師さんが登場するので待機~体調チェック
8:00 おかえりモネを観ながら朝食
9:00~11:30 まったり(寝る)
11:30 体調チェック
12:00 昼食
12:45 おかえりモネ再放送を観る
13:30 シャワー
14:00~17:30 radikoでラジオ(ロバート・ハリスとデイブ・フロム多め)、YouTubeで音楽、なんとなくネット、読書、他
(Wi-Fiがなかった為、入院前半で20GBのパケットの全てを使用、その後は動画視聴は基本諦める)
17:30 体調チェック
18:00 夕食
19:00~21:00 radikoでラジオ、YouTubeで動画など、テレビ、他
21:00~22:00 寝るための努力や毎日の儀式的ルーチン、そして就寝
23:00 早くも起きる~寝る努力
0:30 また起きる~寝る努力
2:00 さらに起きる~寝る努力
4:30 そして日の出がまたやってくる

ほぼこれの繰り返しです。

ここからは血中酸素濃度の適正値の維持が当面の目標になりました。
数値としては94をキープ出来るようになれば鼻に着けている酸素チューブが外せるのかなぁ、みたいな。
やはり動いたり(シャワーなど含む)すると90を切ることがあったりするので、なかなか安定した数値がキープ出来ていないみたいです。

鼻に送る酸素も、良く分かりませんが3Lという数値から1Lに落とすのに13日かかりました。
うっとうしいので、ちょいちょいトイレに行くとかなんだかんだで外していたりしたのですが、やはりそれが良くないらしく注意も受けました。
シャワー以外では外さないように徹底してからは、数値は安定していくようになり、そうすれば退院という言葉が出てくるようになります。
先生の口からも、酸素のチューブが外れないことには退院はできませんからね、ときつく釘を刺されております。
でも、血中酸素濃度って奴は、自分でどうにかできる問題では全くないのですね。ここがもどかしい。
咳が出たり痰が出たりすると、あ~やっぱり良くないのかなぁ~などと感じ、少し気分が落ちたりしていました。
仕方ないですよね、こればっかりは。

LINEで連絡を取ったりもしましたが、普段のように常に元気に出来るとも限らず、やはり気づかないうちに体調の波に影響されていました。
人と会ったり話したりも出来ませんし、普通にお喋りを続けられるテンションもないのです。
そうしていると小さな自分自身の社会とも隔絶していくような脅迫感と諦めが、交互に迫ってきたりして無意味に焦ります。
故に、長い長い一日という時間の単位を感じながら、その時間を何もしないで過ごしていくだけになるのでした。

■15日目。
看護師さんが「そろそろ酸素チューブを外しても大丈夫ですよね~、先生と相談しますね」と明るい材料を提供してくれます。
なにか全く前進していなかった現実に、一筋の光を照らしてくれるような感じです。
その日の午後に酸素チューブがようやく撤去され、自分と部屋の壁をつないでいた制約がなくなりました。

呼吸は落ち着いていますが、やはりタイミングで咳がでたりはしております。
社会復帰したら、リハビリが大切そうだと深く感じます。

コロナ入院なので仕方がないと最初から分かっているし、理解しなければと思っているので疑問は何もなかったのですが、2週間以上一つの部屋から(CT検査の為に一度だけ車いすで移動あり)出ることなく過ごすというのは、これまた凄いことですね。
一歩も部屋から出ませんでしたからね。今にして思うとそれって他にはない凄いことだな~と。
コロナって奴がいかに大変なのか、つくづく実感いたしました。

回診で先生が来て、初めて退院に関しての話をいたしました。すべて経過次第ですが、問題なければ退院です。
長かったな~。薬を投与してもらってからは、血中酸素濃度以外は問題はありませんでした。
でも、コロナは呼吸の病気。一番肝心なのは呼吸が正常にできるかどうかなのです。
そこが意外と理解されていなかった部分なのではないかと。
自分も理解しているようで理解できていなかったと改めて思います。

体力はガクッと落ち、ふくらはぎを筆頭に身体のいたるところがフニャフニャになりました。
スリムと言えば聞こえはいいですが、入院中の写真を見た人からはやつれたねと一様に言われました。

退院が決まりました。素直に嬉しいです。でも同時に退院後に対しての見えざる不安もモヤモヤ。
とにかく出てみないことには何もわからないので、一抹の不安の中、退院に向けて準備を始めました。

■16日目。
血中酸素が安定してきた実感を持つ。数値は一定をキープ出来ている。
当たり前に呼吸を自力で持続できていなかったということ。
酸素を外から入れないと呼吸を安定できなかったということ。
そのことを理解できなかったということ。
そしてこれがコロナ肺炎だということ。
ようやく退院を前にして理解できました。

回復に対してイラついても、治癒させることに焦らず取り組むしかないのに、そう思うようにするのはなかなか難しい。
理屈で分かっているので、納得できるし理解しているけど、そう思えない自分がいる。
入院治療するということは、そういうことなんだと20年振りに感じました。

2度目の入院ですが、2回とも突然唐突に入院することになりました。
心の準備や覚悟する時間がなかったことと、判断するほどの能力がなくなっての入院となりました。
悪くなって判断力が低下して入院したのでちゃんとした準備は出来ませんでした。

早く出たい、治りたい。そう思えば思うほど焦るばかりで、そう思っている時が一番時間が必要な時でもあるのです。
目に見えてよくなることはそうそうなく、それにはそれなりの時間が必要なのです。
でも、入院日数が増えていけば、いつまで入院しなければいけないのだろうと思うのは仕方がない。

■17日目。
退院の日を目前にした時、看護師さんと話したが「長くなりましたね」と言われました。
人それぞれで症状によって違う訳だが、それでも長めの入院だったと言うことでしょう。
自分の自覚としては薄かったけれど、感染してから体調は徐々に悪くなっていたんですね。

本当に疲れや軽い風邪のようなところから始まり、それが良くならず簡易PCR検査を受けたら陽性。
翌日クリニックでPCR検査を受けても同じく陽性。
翌日は保健所からの連絡で聞き取り調査。そして入院治療の連絡。迎えの車の時間の告知。
そしてそこからの入院治療になりました。

PCR検査を受けたころから食欲がなかったり、きっと熱が出ていたのだろうと思います。
入院したその日の夜、高熱が出ました。
翌日の朝は平熱、昼は微熱、夕方平熱、夜また高熱。
それが3日続きましたが、2日目からの肺炎の薬が効いたのか、4日目からは熱は出なくなりました。
その後の抗生物質とステロイドの点滴も効果てき面だったのでしょうね。
今思えば、それなりの闘いの日々だったのでした。

■18日目。
退院の日がやってきました。
長かった。長かった。
雨の予報でしたが早い時間で雨は上がっておりました。

いつものように8時に朝食をとり、最後に残していたデザートのプリンを食べ。
冷蔵庫にとっておいたコーヒー飲料を飲みながら出発の準備を終わらせ、後はお迎えがくるのを待ちます。
サンキュー個室。半月以上過ごしたんだ。我が家だよ、もう今となっては。感謝しかありません。

その日の担当の看護師さんが来てくれました。
持病持ちの自分と、色々と治療や対応に関して話をしていた方です。
そのことに関して最後まで勉強になったと言ってくれました。
部屋を出て通路を歩きます。床や壁面に隔離対応がしてあり、カーテンやシールドで覆われた廊下を進みます。
こんなところにいたんだなぁ、っと素直にこの病院内の緊急性を確認しました。正直、怖い。

いきなり入院したので外への出方も分かりませんでした。
もろもろの説明をしてもらい、スタッフのステーションにご挨拶をしてエレベータに乗りました。
ありがとうございました。お世話になりました。

1Fに着いて、必要なことを終わらせ外に出ました。
外に出ても大きな感慨などはなく、何とも言えない妙な気分だけを携えて帰宅いたしました。

というようなことで『コロナ入院』の顛末でございました。

コロナは相当に危険な肺炎です。空気感染します。予防対策が大切です。
若い人は軽症だとか、症状が出ないとか、デマ情報いろいろとか、本当に良くないです。
命に係わることだということを、少しでも理解してほしいです。
自分は平気だとか大丈夫だとか根拠のないことを言わないでほしいですし、自分の命は自分で守るしかないのです。
そして人を巻き込むことに恐怖を覚えてください。

復帰できて本当に良かったです。
医療関係者、保健所の方々に感謝しております。
これからも十分に警戒して日々を過ごしていきたいと思います。

最後にこちら。
◎入院して気づいたポイント
■5、6日の入院だと甘く見ていた(完全なる準備不足となる原因)
■着替えや入院グッズは完璧を目指さないといけない(補給には現金が必要)
・購入出来たのはリンスインシャンプー(髪がガッサガサ)
・バスタオルを購入(高かった)
・髭剃りは必要(持参するように)
■Wi-Fiは必要だった(生活に深く入り込んでいた)
・スマホの20GBのデータ容量もあっという間に使い果たしました
■暇つぶし対策は絶対必要
■差し入れは出来るが面会は謝絶、独り者は完全孤立
■現金をそれなりに持ってないと不安(おろすことも出来ません)
■手洗い洗濯しました(衣類の追加購入より洗濯を優先)
■部屋着の短パンは2着ないと大変(洗うとパンツ一丁です)
■おやつは潤沢に購入しておく
■訳あって冷蔵庫を準備してもった(使用にはテレビカードが必要)
■なので各種ドリンクは潤沢に在庫できた
■元々ラジオは友達(radikoがあってよかった)

さて、入院中に聴いた曲で心に残ったものをご紹介いたします。
ご存じビリー・ジョエルの名作中の名作「THE STRANGER」より『VIENNA(ウィーン)』をどうぞ。

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