8:00の雪は、あおかった。
まだ本気を出してない朝のひかりが
木々の隙間からぼんやり差し込んで
透明な雪をあお白く光らせる。
9:00。まだ1時間しか経ってないのに
青白く、ちょっと冷たかったひかりが
柔らかくてあたたかいものに変わって
その光が溶け込んで、まっしろになる。
温度によって、時間によって
いろんな魅力がある、いろんな顔を魅せれる
いろんな感情にさせてくれるって
美しいな~って。
春になれば、銀世界を創りあげてきた雪も
じわじわ しとしと 溶けて 水になって、、
でも消えてしまうわけじゃなくて
木々に吸収されたり、川に流れたり
残っていくもので。
なんかそれってすごく、素敵で
わたしもいろんな人の一部分になりたいな〜
そんなことを想った朝でした。
もうすぐ、春がくるね
心に残る春にしよう。
IDOL
【連載】米満梨湖「あしたのいろ、わたしのいろ。」第11回
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