Zf届いた
みなさんこんにちは。
イメージングディレクター/フォトグラファーの芳田賢明(よしだ たかあき)です。
ラジオのレギュラー番組だと思っていろいろ書いてみる、連載「memorygram」第62回です。
もう12月になってしまいました。
怒涛の勢いでタスクをこなし、その半分は超えた感じですが、まだまだ年は越せません。
そんな毎日なので、この1ヶ月何があったか、相変わらず思い出せません。
とりあえず、Zfが届きました。結局2ヶ月半くらい待ちました。
待っている間、だんだんいらない気がしてきてしまいましたが、バッテリーチャージャーも液晶保護フィルムもレリーズボタンも先に買ってしまっていたので、待ちました。
やっぱり金属の塊感はいいですね。カメラとはこういうことだなと思います。
デザイン、素材と、その仕上げからくる所有欲の満足感。面白いものです。
私がZfを買おうと思ったのは、特に所有欲とかではなく、操作性とステルス性。ライカを使う理由と重なります。
操作性で言うと、何と言っても物理ダイヤル。ISO感度も露出補正も、できれば絞りも、物理ダイヤルが使いやすい。とにかく回せば設定されるということと、見れば今の設定がすぐわかるというのは、インターフェースとして最強だと思うんですよね。
Zfは露出補正ダイヤルとメインコマンドダイヤルが近い位置にあるので、ファインダーを覗きながら右手親指で操作でき、良い感じです。
そこで、操作系のカスタマイズとして、メインコマンドダイヤルを絞りに割り当て、AFAEロックボタンをライブビューの拡大に割り当てました。これでかなりスムーズに撮影ができます。
さらに、DISPボタンに再生を割り当てました。本来再生ボタンは右側にあるべきだと思うんですけどね。
ステルス性で言うと、とにかく目立たないこと。
私の撮影領域はほとんどの場合カメラが主張しない方が良いので、大きな軍艦部やグリップを持つカメラはなるべく避けたいのです。
その意味でライカやGRが最強なのですが、Zfもいい線いってるわけです。まあ、付けるレンズに相当左右されますけどね。
レンズをつけた感じは、意外とFTZII経由でFマウントレンズを使う方がしっくりくるかもしれません。
寸胴なZレンズと比べてFレンズは先太りで、さらにFTZによって手前が細くなるので重心が先端側に行き、レンズ重量に対して構えやすい。
画質面ではどうしてもFレンズは不利ですが、今はGタイプレンズも安く手に入るので、グリップの弱いZfにはFマウントレンズが意外とマッチしそうです。
で、残念だったのが、MマウントレンズをAFで使えるTZM-01が使えないこと。
AFが作動しないことは承知していたのですが、カメラとの通信エラーでMFでも使えないのです。こうなると全くの無用の長物に。。
ファームアップも期待できないし、TZM-02を買うか、普通のマウントアダプターを買うか。TZM-02結構高いんですよねぇ。悩んでます。
もともとライカレンズで遊ぶ想定でいたZfなので、どうするか早く決めないといけないんですけどね。
【プロフィール】
芳田 賢明(よしだ たかあき)
イメージングディレクター/フォトグラファー。
「クオリティの高い撮影・RAW現像で、良い写真を楽につくる」をテーマに写真制作ディレクションを行っている。撮影ではポートレートや舞台裏のオフショット撮影を得意とする。
Webサイト…https://atmai.net/
Instagram…https://www.instagram.com/takaaki_yoshida_/
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