結成時のメンバーが全員卒業し、メンバー4名の完全新体制となって約7ヶ月のStella☆Beatsが、2017年10月1日、TSUTAYA O-WESTで2ndワンマンライブ「4つのステラが描き出す新しい夜空」を開催する。
結成時メンバーで開催された1stワンマンライブは2015年6月のこと。それから幾度となくメンバーの入れ替わりがあり、これまで2ndワンマンができずに2年以上の月日が流れた。
メンバーそれぞれがどんな想いでワンマンに臨むのか、インタビューとポートレート撮影を実施した。
──まずはワンマンライブへの意気込みを、お一人ずつ聞かせてください。
米満梨湖「Stella☆Beatsとしては2ndだけど、この4人で初めてのワンマンで。私たちはそれぞれ、Stella☆Beatsになるまでに別のグループで活動してきているんですけど、その頃を知っている人にも、Stella☆Beatsを前から知ってくれている人にも、もちろん最近知ってくれた人にも見に来てほしいです。私たちがStella☆Beatsになって成長したというか、輝いてるんだよってところを見せたいです」
前田美咲「この4人になって半年ちょっと、その集大成を見せたいです。Stella☆Beatsってわりと歴史のあるグループで、今はもう初期メンバーがいないんですね。まなてぃー(星野愛菜。結成時メンバーの最後の一人として所属していた)が卒業するタイミングで、まだ(藤田)あかりも加入していない頃、3人で『Stella☆Beatsって名前を改名した方がいい』ってなって、新しいグループ名を考えてたんですよ」
米満「サイゼリヤで(笑)」
前田「サイゼリヤで(笑)めっちゃ喋ったよね。そこでいろいろ考えて、スタッフさんにも提案するところまでいったんですけど、『それは違う』って言われて。最初は自分たちも『何で?』って思ったけど、改名したとしても楽曲はこれまでのものを使っていくし、Stella☆Beatsを捨てるっていう感覚ではなかったから。それで変えずにいったんですね。だから、引き継いでるよっていう部分もちゃんと見せつつ、全く違う新しい道も切り開いて行ってるんだぞっていうところも見せたいな。ワンマンって、いろんな人が来てくれるから、古参の方もいらっしゃるだろうし、私たち各々が別のグループで活動していた頃のファンの方も来てくださると思うし。Stella☆Beatsや私たちをずっと見てくれていた人も来てくれるから、『今めっちゃいい感じじゃんこの4人』、みたいな感じのライブを届けたいって思います」
新穂貴城「Stella☆Beatsがこの4人になって半年経つくらいのタイミングでワンマンができることがすごくありがたくて。決まったとき本当に嬉しかったし。実は『3カ年計画』っていうのを立ててて」
前田「ねー! やったねぇ」
新穂「今のところはその計画通りに進められていて。だから、ワンマンがゴールじゃないし、ここから未来に繋げていかないといけないから、このワンマンライブはすごく重要というか、絶対に成功させたい」
前田「ね。だってここでコケたらさ、次の計画に行けないじゃん?」
新穂「そうそう。ここまでもスムーズではないけど、なんとか、CDもリリースさせていただけたし、新衣装と新曲もワンマンライブで披露させていただけるって決まったし。後は“きい”(新穂)たち次第だなって思うので、来てくれた人全員に未来をちゃんと見せられるようなワンマンライブにしたいなって思います!」
米満「何年後かに振り返ったときに、『あのワンマンライブからStella☆Beatsがより輝き始めたよね』みたいな感じに、自分たちでも思えるようなライブにしたいし、みんなにもそういうライブであってほしいなって思います」
藤田あかり「ステラビ(Stella☆Beats)をずっと前から知っている人も、今応援してくださっている人も、私たちがそれぞれ違う場所で活動していたときに応援してくださっていた方にも、初めましての方にも、とにかく来てほしいライブです。来てくださったみなさんを絶対に後悔させたくないっていうのが一番にあって。『行っても行かなくてもよかったわ〜』みたいな感じで終わらせたくないし、終わった後にいい疲労感というか、多幸感がみなさんの中に『ルンルン』ってなってくださったらいいなって。そういうライブにできたらいいなって思っています。あと、ステラビの方向性をしっかりみなさんに見せていけたらいいなって思っていて。ワンマンで燃え尽きないで、その後を『うわぁぁ応援したぁぁい!』ってなってもらえるようなライブにしたいです」
──ワンマンライブっていうと一つのゴール、ともすると締めくくりのタイミングになってしまうようなケースもあると思うんですが、そうではなくて、ワンマンから始まる、ここから方向性がハッキリしていくんだよっていう気持ちなんですね。
米満「締めくくりみたいな考えすらなかったよね」
前田「逆に『この4人のStella☆Beatsはこれです!』『今からこれで勝負していきます!』みたいな感じです。割とずっとStella☆Beatsってコンセプトがガッチリ決まってなくて、前も一時期『色っぽガーリー』ってフレーズを出してやってみたり、いろいろ試行錯誤したんですよ。だけど、メンバーが変われば雰囲気とかパフォーマンスとかも変わってくると思うんですけど、それが今めっちゃ良いバランスになってるっていろんな方から言われるからこそ、『Stella☆Beatsはこれからこんな感じでやっていきます! よろしくね!』みたいなライブにしたいって思ってます」
──「色っぽガーリー」はもう言ってないんですね(笑)
前田「言わなくなったんですよ(笑)」
新穂「まなちゃん(星野)卒業してからたぶん一回も言ってない」
前田「まなてぃーは色っぽ要素が強かったからねぇ…『色っぽガーリー』もウチらで決めたよね」
米満「そうここ(事務所)で!」
前田「いろいろ検索とかして」
米満「洋服のブランドのコンセプトとか見て、私たちコレっぽいからちょっと似てるね、みたいな」
新穂「『色っぽガーリーになってね』って言われたもん、加入するときに(笑)」
前田「『色っぽガーリー』って何かと何かをくっつけたみたいな感じだったよね?」
米満「そうそうそう、何かのブランドのやつと、何かの何かのやつを(笑)」
前田「それは、そのときのステラビであって、それを経て今があるから、ね」
新穂「そういえば、ニューコンセプトみたいなのってまだ決めてないね」
米満「そうそうそう、今ってなんだろうね」
新穂「なんだろう、でも何か言いたいよね」
前田「ワンマンが終わったらハッキリしそうじゃない?」
一同「確かに」
前田「今だんだん方向性が見えてきたけど、それを披露して、お客さんの反応があって、定まってきそう」
──どちらかというと、これからの方向性を提案するライブというか、「こんな感じで考えてますけど、どうですか?」と投げかけるような面もあるんですね。
前田「そうですね」
米満「ワンマンのタイトルが『4つのステラが描き出す新しい夜空』っていうタイトルなんですけど、その『新しい夜空』はみんなで作りたいです」
新穂「ね。“きい”たちだけじゃ作れないからね」
──という流れでぜひお聞きしたい、新曲・新衣装、ワンマンで披露ですよね。
一同、拍手
前田「もう、(前田)美咲たち大人に何千回も言ったんです! 本当に!」
藤田「これライブで発表したとき、ファンのみんな、普通あるものだと思ってて…」
前田「他のグループさんってもう用意されてることも多いと思うんですよ。自ら『このタイミングで新曲新衣装が欲しいです』じゃなくて、もう決まってて『あ、ありがとうございます』みたいな感じのところもあると思うんですけど、美咲たち危うく無いところだったんですよ!!」
米満「そう!!」
藤田「無いところだったんですー!」
前田「スタッフさんとのミーティングとか、偉い方が集まっているときに『10月1日にワンマンがあるんですけど、そこで新曲新衣装が欲しくて』みたいなことをめっちゃ言って、それでちょっと動くかなって思ったけど、やっぱり1回言うだけじゃ全然動かなくて、だからスタッフさんとかにも何回も連絡取って『どうなってますか!!』みたいな」
藤田「こっちからもう勝手に『こういう衣装がいいです』みたいな」
前田「そう、衣装も『こういうのがいいです』って画像をいろいろ検索して送りつけて」
米満「そう、みんなで考えて」
新穂「やっっと叶ったよね」
前田「やっと叶ったの!」
米満「当たり前じゃないんです!」
新穂「けどファンの方はわりと当たり前みたいな反応(笑)」
前田「そう発表したとき『ああ、ワンマンだから』みたいな(笑)」
米満「違う違う! みたいな」
新穂「本当は無いとこだったのよ! って」
前田「もうそのとき言っちゃったもんね、『何千回お願いした』って」
藤田「反応薄くない? みたいな(笑)」
米満「でも、期待してていいくらい新曲がすごいんです!」
前田「新曲をこの間、仮歌とかもいただいて、練習してるんですけど、もうそれがほんまに」
米満「やばい」
新穂「今までにないよね」
前田「なんかもうその新曲が方向性を定めてくれる気がする」
新穂「ビックリしちゃうたぶん。最初でビックリする」
米満「もうぅ早くやりたい! 早くやりたい!」
前田「もうイントロで優勝だよね」
新穂「ね。みんなの反応が楽しみ」
米満「毎日のように歌ってるもんね」
前田「だから特典会で歌っちゃって(笑)」
米満「私踊っちゃった(笑)」
藤田「踊ったし歌った(笑)」
前田「もう動かないで(笑)」
新穂「特典会で披露しちゃってるからね(笑)」
──新曲も、ただ「欲しいです」って言うよりは、「こういう方向性でやっていきたいから、こういう感じの曲が欲しいです」って言ってお願いした感じですか?
前田「そう、こういう音がいいですとか」
新穂「わりと全部提案するよね、SEとかも提案したし」
前田「今のSE、心臓の音で始まるんですけど、それも自分たちで提案して。セルフプロデュースじゃないけど、そういうところは強いかもしれない」
──それでは、新曲・新衣装の他にも、ワンマンの見どころはありますか?
新穂「初めてのワンマンで、何からやればいいかわからなかったんですけど、自分たちなりにやりたいことは全部提案できて」
藤田「『開演ギリギリ入ればいいっしょ』みたいな感じの方とかいると思うんですけど、ちょっと余裕を持って入っていただけると…最初から仕掛けがあるんで」
前田「ちゃんと開演前には居ていただきたい」
新穂「もちろん遅刻しても楽しめるとは思うけど、来れるならね」
前田「それと、アークジュエル(所属事務所)の先輩方や所属している全チームのカッコいい曲メドレーをやらせていただくんですけど、それも意味があって、自分たちの方向性をしっかり見てもらうため、自分たちの技術だったり、実力を知ってもらいたいし。自分たちにとっても挑戦だよね」
藤田「そのときだけは、あたかも自分たちの曲みたいに見てもらえるように」
前田「ただのコピーとかカバーっていうんじゃなくて。今所属させていただいている事務所にたくさんアイドルがいるので、まず第一歩目としては、事務所の中でパフォーマンスがカッコいいグループと言えばStella☆Beats、っていう風になりたい」
藤田「どこのグループもステラより人数が多いから、迫力も変わってくると思うんですけど、ちゃんとこの4人でそれ以上の迫力を出せるように頑張りたいなって思ってます」
米満「4人だからしょうがないよね、じゃなくて、4人だからこそ、みたいな」
前田「4人だと難しいことも確かにあるんですよ。構成とかも大人数だと立体的にできたりとか。動員の面でも、人数が少ないと一人一人が強くならないと、頑張らないと、まとまった数字にならないとか。いろいろ悩みもたくさんあるけど、その分メリットもあって、少人数だからこそ歌割りがそれぞれにちゃんとあるとか、見てもらえる配分が多いとか、4人だから出せる魅力がたくさんあると信じてるから。4人じゃないといけない理由みたいなところもワンマンで見つけたいよね」
米満「あとは、公開しない、ワンマンに来てくれた人しか見れない感じのこともあります」
前田「あとStella☆Beatsのオリジナル楽曲はほぼ全部やります。だから、Stella☆Beatsの歴史を知らない方も、ずっと見てくださっている方も楽しめる内容になってる」
藤田「ステラはいろんな楽曲があるからこそ、いろんな顔を見せられると思うので、表現できること全て、表情とかダンスとか歌とか、全部で頑張って表現して。『あぁステラはかわいくもなれるしカッコよくもなれるし、いろんなものになれるんだな』って思ってもらいたいな」
新穂「とにかく来てほしいよね。とにかく」
前田「カッコいい方向性でいきたいけど、カッコいいっていうのはクールだけじゃないと思うから、『4人でやってんだカッケーなコイツら』っていうカッコよさになりたいなって」
──単にパフォーマンスがカッコいいなっていうだけじゃなくて、生き方がカッコいい、くらいの勢いで。
前田「『なんかすげー頑張ってんだな! カッケーな!』みたいな」
米満「アイドルっていうだけじゃなくて、何ていうんだろう…芸術家としてじゃないけど…」
前田「なんかどんどん規模でっかくなってない?(笑)」
米満「アイドルっていう枠だけじゃなくて、拡げたいです」
前田「なかなか難しいけどね」
──会場が今回、TSUTAYA O-WESTということで。ステラビさんにとって思い入れのある場所っていうお話をよく聞くんですが、その「3カ年計画」の中では会場も決めてあったんですか?
一同「決めてました」
新穂「O-WESTで」
米満「私が加入した年、1年間毎月WESTでライブしたんですよ。それで皆勤賞じゃないけど、WESTの方に表彰してもらって。そうやって良くしていただいている会場です」
前田「去年、煌めき☆アンフォレントさんと東名阪ツアーを回らせてもらったんですけど、そのときの東京公演がO-WESTで、割と入ったけどパンパンではなかったんですね。その景色も知っているからこそ、来年くらいにステラビだけで帰ってきたいねっていう話したじゃん?」
新穂「したよね」
前田「そのときはそんな明確な、3カ年計画立ててみたいな感じではなかったけど、みんなで楽屋で、WESTで単独でできたらいいよねっていう話はしてて、それが心に残ってて。だからいつワンマンできるんだろうっていう。Stella☆Beatsって初期メンが1回ワンマンしてからずっとワンマンしてなくて」
新穂「2年半くらいしてないんだよね」
前田「だから次するとしたらどこだろうっていう話になったときに」
米満「WESTかな」
前田「っていうのが一番最初に出てきて」
新穂「そうだね…」
──会場はスムーズに押さえられたんですか?
新穂「たまたま日曜の夜に空きがあると連絡を貰って」
藤田「だから、いつもならAJ(アークジュエル)の他の方がワンマンするときは昼と夜でイベントがあることが多いんですけど、今回は夜のワンマンだけで」
米満「最初は平日の夜みたいな感じだったんですけど、O-WESTさんから連絡してくださって」
新穂「嬉しかった」
──それでは最後に、「私にとってライブとは」というのを一人ずつ聞かせていただけますでしょうか。決め台詞的に一言で言ってもらってもいいですし、ちょっと語ってもらってもいいので。
前田「アナザースカイみたい(笑)」
米満「ライブは…アイドルでいれる場所。みんなに歌を届けるとか、元気を届けるとか、アイドルってそういうお仕事だと思ってるんですけど、いつも私が届けてる以前に、ライブでのみんなの声とか空気とか笑顔とか、そういうのからすごく元気をもらってて、それがあるから私はアイドルとしてキラキラできてるから。アイドルでいれる、アイドルにしてくれるところ」
前田「ライブとは、生き甲斐」
新穂「あ、同じ」
藤田「あ(笑)」
前田「生き甲斐です、これで終わりです私(笑)。決め台詞です」
新穂「私もライブは自分にとっての生き甲斐で、ファンのみんなと『楽しい』を一番に共有できる場所と思っていて。私だけじゃなくてファンの人も、嫌なことがあってもライブに来れば楽しい、来れば幸せ、って思えるような場所を常に作りたいって思ってるし。私も来てくれるファンの人の笑顔を見て、『ああ、ここが私の居場所なんだな』ってライブしながら感じるんで。ライブは私の居場所です」
前田「『ライブは私の居場所です(キリッ』カッケー」
新穂「うざ(笑)」
藤田「私も、ライブは生き甲斐であり、自分が一番自分らしく居られる場所、ですね。普段も、服とか髪型とかメイクとか、それぞれ自分らしさを出すものはあるけど、自分の中ではライブのときが一番偽りのない、自分らしくいられる場所です。曲によっていろんな表情ができるし、いろんな踊り方、歌い方ができるし。ライブしているときに思っているのは、表現することと、自分らしさを絶対忘れないこと、なので」
──こうやってお話を聞かせていただいて、みなさん一人一人、表現者だな、ということをすごく感じました。私も写真などで表現の仕事をする者としてすごく刺激を受けました。ありがとうございました!
一同「ありがとうございました!」
【プロフィール】
米満梨湖(りこぴん)
1月19日生まれ 佐賀県出身
担当カラー:紫
Twitter
前田美咲
2月15日生まれ 兵庫県出身
担当カラー:ピンク
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新穂貴城(きいちゃん)
4月15日生まれ 鹿児島県出身
担当カラー:ブルー
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藤田あかり
6月24日 宮城県出身
担当カラー:黄色
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Photo & Text:芳田賢明
Stella☆Beats 2ndワンマンLIVE『4つのステラが描き出す新しい夜空』
■日程 2017年10月1日(日)
■時間 開場18:00 開演18:30
■会場 渋谷 TSUTAYA O-WEST
■チケット
■前売 3,000円(ドリンク別)
■当日 3,500円(ドリンク別)
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