少し時間が経ってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。編集長の近藤薫です。
今年もマイペース!?で綴る「音楽情報サイト6notes」をよろしくお願いします!
さて、本日のコラムですが、年始ということもあるので、2018年を少し振り返りつつ、今年の抱負的なのでもひとつ。
僕は普段、編集長の顔以外に、制作マン、そして演者としての顔があります。
その3つの側面で、2018年は各CDショップ、放送局などと向き合ってきました。
その中で物凄く感じたことは、各現場のスタッフの「情熱」具合だ。
なんか、みんなクールだなぁと思うことが多かった。
もちろん音楽への熱い気持ちを胸に、日々働いている人も多いんだけどね、
僕がデビューしたのが1999年。当時はCDショップのスタッフは、とにかく熱かった。
「そんな事してクビにならないの?」
と思うくらいの勢いで、自分の好きなバンドやアーティストのコーナーを作ったり、自らリスクを背負って、イベントを企画したりするスタッフさんもいた。
今、CDショップのコーナーって大抵、プロモーション費を払って、コーナーを作ってもらったり、試聴機の場所を確保したりするんだけどね。
何が何でも「この音楽を人に勧めたい!」というショップスタッフさんが当時はいたよね。
そして、レコードメーカーのスタッフも熱かった。
クビ覚悟で、会社と戦って、自分が信じた期待の新人に情熱を注いでいたな。もちろん今も、音楽大好きな人達がスタッフをやっているんだろうけど、時代のせいなのか、サラリーマン気質の人が多くなってしまった気がするなぁ。
特にレコード会社のスタッフさん、実に保守的な方が多い。
ちょっとだけプロモーションを手伝ってあげたら、陽の目を見られるような可能性がある新人さんを
「見て見ぬ振りしていませんか?」
と投げかけたい。
さて、2019年、音楽業界自体そんな空気感は変わらず、さらに乾いた風が吹き荒れるでしょう。
きっとそんな中、誰にも頼らず、セルフマネージメントに磨きをかけるアーティストがどんどん増えていくと思う。
もしくは少数の精鋭スタッフとアーティストで戦うプロモーションチームね。
大きな資本をかければ、ある程度の人の耳に届いた時代は完全に幕を降した。
大人の意見に縛られていない、
面白いアーティスト、素敵な音楽に出会いたい!
2019年、新しい音楽ビジネスの幕開けです。
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