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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第70回

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70回とドイツとビールの夜

おかげさまで70回を迎えることが出来ました。
ほぼ3周年です。
編集長、お祝いは『しゃぶしゃぶ』が良いです♪

さて、今回は何のお話にしようかと思っておりました矢先に、スカイツリーの近所を通りかかったので、一度行っておきたかった「世界のビール博物館」というお店に行く事にしました。
スカイツリータウン・ソラマチの7Fにあります。
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クラフトビールが人気になっている昨今、それと共に海外のビールも注目を集めております。
以前に比べると比較にならないほど、飲める店舗が増えております。
さあ、博物館ではどんなビールが待っているのか楽しみです♪

お店はとても広く、屋外にテラス席もありました。グループで来たら盛り上がりますね!
もちろんこの日は1人で来店しておりますので、誰もいないカウンター席に案内されました。

早速メニューを広げてみますと、世界各国のビールが掲載されております。
瓶ビールの種類は相当な数ですねぇ。
国別に種類が紹介されております。
アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、アジア、オセアニア、中東、アフリカ、南米、カナダ…
うむうむ、納得の在庫ですね。
そしてサーバーからグラスに注いでくれるタンク入りの樽生タイプ。こちらが楽しみなのですねぇ。

一杯目はビールの故郷チェコの『シェンコヴニ』から。
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グラスの中央のハリネズミが可愛らしいのです。
いわゆるホップが前に出てくるものとは逆に麦の味が全面に出ている、独特の飲み口な印象です。
少し癖がある感じですが、特別飲みにくいとかではなく、飲み口は軽いのでスイスイいってしまいます。
日本のピルスナータイプと比較して飲むと味わいの違いがよく分かると思います。

二杯目はドイツの『シュパーテン』のダークタイプ。
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日本のオクトーバーフェストなどでも見かけるかもしれない、ミュンヘンを代表する世界の宝物的醸造所。
スコップのマークが凛々しい。シュパーテンはスコップの意。
ラガービールの生みの親がこの醸造所なのです。
ダークタイプは甘みのある麦芽の味と香りがめっちゃ美味い!
コクがあってアルコール度数も高め。修道僧が修行中に食事の代わりに飲んだとされる、ベルギーのトラピスト系と同じ系譜だそうですね。
口当たりが軽くボディも重くないので、これまたゴクゴク飲めちゃうヤバい奴でした。美味かった!!!
たまには海外のビールも楽しみたいですね。

もともと、ビール修行をしていた時に、瓶で飲めるモノはかなりの種類を飲んだつもりでおりました。
最近はとんとご無沙汰しておりますが、ビールのメニューに載っていた200種以上の中の相当数は飲んだことがありました。
凝りだすと割と真面目に取り組む癖があるので、結構一生懸命各地の取り扱いの酒屋さんなども回ったりして購入してました。

ドイツに行った時はまだまだ凝りだす前だったので、いわゆるビアホールやサッカーパブみたいなところに行ってみたいと思っていました。
もちろん案内して貰い、行く事は出来ましたよ!

ドイツビールの一番の思い出はベルリンに行った時ですね。
スポーツ(ほぼサッカーでしょうね)を観戦しながらビールなどを飲んで楽しむお店に行きました。
その日は地元チームの試合がなくて良かった(だったら入れなかっただろうし、怖かったと思います)。
お店もそれほど混んでおらず、ゆっくりと食事をしながらビールを楽しむことが出来ました。
お店で飲んだビールの種類は覚えておりませんが、アイスバイン(名物料理)をようやく食べられてドイツ感を満喫。

でもウイスキーを飲みたくなっちゃったのでメニューを見てみると、3種類しかなくて少しびっくり。
基本、GBの人は飲むけどヨーロッパでも他の国ではそんなに飲まないんだという事を実感。
ワイルドターキー(バーボン)、シーバスリーガル(スコッチ)、あと1種類(忘れた)。
ビール縛りだとどうしても口直しをしたくなっちゃったんですよね。
シーバスをオーダー。あっ、アンドアイスを言い忘れた〜!なので出てきたのはストレート。まあいいけど。
こんな時に飲むウイスキーは有難いのです♪

日本はそういう意味では凄いんですよ。
国内どこの街に行ってもオーセンティックなバーがあって、ウイスキー、スピリッツ、リキュール、ビールなど揃っております。
こんなに種類も豊富に揃えてあるなんて、海外では大都市の大型ホテルのバーにしかないようなクオリティなのです。

まあ、そんな感じで夕食を楽しんでホテルに帰りました。
ホテルはベルリン中央駅に近い老舗の小さなホテルでした。
部屋に着くなり友人はベッドに倒れ込み(かなり沢山歩いた後の食事だったので)先にシャワーを浴びてからのんびりする事に。
シャワーから出てようやく一息。友人は交代でシャワーに。

部屋には小さな冷蔵庫が設置してありました。ミニバーですね。
中を覗いてみるとグリーンのスッキリしたボトルのビールが入っておりました。
おぉ、いいじゃないか寝酒に!
酒飲みは基本「馬鹿なので」まだ飲むのです。いいんです!

そのビールのボトルには「JEVER」と表記が。
じぇばーと読んでしまいますが、ドイツ語でイエヴェー。
もともと由来は土地の名前でイエファーとも発音されるようです。

友人はもう飲みたくないだろう。では失礼していただきます!
すると…このビールはピルスナーなんです!
しかもスッキリで味わいもよく美味い!飲み心地も気持ちの良いタイプ。
ドイツに来て以来、ドイツビールらしいわりとボディのしっかりしたタイプが多かったので、日本的なピルスナーを実は欲していた事に気付いたのです。
なのでこの夜に飲んだ「JEVER」はドイツ旅行中に感じた、異国の中に観た日本への郷愁だったのかもしれません。

何を隠そうこのドイツ旅行は、現地在住の友人宅をベースにドイツを案内して貰った旅だったので、友人宅で白ご飯を食べることが出来たのです。
これがあったので、日本人の旅行者さんだと敬遠するかもしれないメニューも、なんのその美味い美味い!
その他のドイツ料理が全く自分的には苦にならないし、大好きな味と調理法のバランス感だったのでノープロブレムなのです。
ドイツ料理には子どもの頃から触れていたので、現地ではなお美味かったのでありました♪
一番合わなかったのが屋台で食べたジャンボソーセージのグリル(焼きすぎでパッサパサだった)くらいでした。
主食の代わりに出たポテトも超美味かったな〜♪
食事の苦労がなかったので、楽しく過ごすことが出来、翌日に向けたエネルギーも充填出来ました。

日本でも「JEVER」は買う事が出来ます。
日本のビールを飲んで「JEVER」を飲んだとすると、造りの差は感じると思いますが、やはり思い出値が大きいので個人的にはポイントは上がってしまいます。
もちろん、ソラマチのビール博物館でも「JEVER」は飲むことが出来ますよ〜♪

という感じで、思い出のビールのお話をさせていただきました。
もちろん!『しゃぶしゃぶ』にも「JEVER」は抜群に合うと思います♪♪

それでは『しゃぶしゃぶ』を食べながら聴きたい1曲を選びたいと思います。
そうですね…、食べている画を想像してみましょう…♪
う〜〜〜〜〜む。

そうだねっ!それでは決まりました!
もしかしたら2度目の紹介のような気がする!
The Honeydrippersで「Sea Of Love」をお聴きください♪

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