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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第57回

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『トワイライトエクスプレス 瑞風の旅 その7』

さあ、昨年より続けてまいりましたこの瑞風のお話も、いよいよこれでラストでございます。

列車の客室で2回目の朝を迎えました。

この日は雨が降っていた場合、予定している見学コースが変更されるということでお天気が気掛かりです。
お天気なら東浜で地引網だったのですが、雨が降っていた場合は鳥取砂丘に変更されます。

実は心の中で「雨降れ、雨降れ」と唱えておりました。
鳥取砂丘は一度行ってみたかった場所。地引網は子供の頃から何度も体験済みなので、圧倒的に砂丘支持なのです!
雨は止みそうでしたが、行き先は鳥取砂丘が選択されました!やったぜ!

列車のダイニングで食べる最後の食事は、昨夜と同じく菊乃井監修の和朝食です。
朝から大変豪華な和食を堪能させていただきました。

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食後はラウンジカーでゆっくりとコーヒーをいただきながら、この旅も、もうすぐ終わってしまうことを実感します。
人生において滅多に体験できない時間の使い方です。満喫してもし足りないのですね。
贅沢に慣れるなんてよろしくないことですが、今となってはこの体験への感謝の気持ちで一杯になっております。

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部屋に戻り見学の準備をして待機します。すると間もなく駅に到着。
列車を降りて駅の改札へ向かうと…なんと、法被姿がりりしいベテランダンサーの皆様が駅前に集結!
しばらくの間、我々乗客へ踊りを披露してくれました。ビックリ!

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踊りを観させてもらってバスに乗り込みます。
先ずは鳥取砂丘「砂の美術館」を見学いたします。

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砂像、砂の彫刻を展示している美術館です。第11期「北欧編」を見学いたしました。
全て砂で造られた彫刻で、大変な手間と時間と技術が結集された壮大な展示物でした。

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現在では我々が見学した展示は終了し、2019年1月〜4月12日まで、次回展示物の制作期間だそうです。
4ヶ月をかけて制作して、それから展示されるという、スケールの大きな、世界でも希少な美術館でした。
見学を終えていよいよ砂丘へ向かいます。

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駐車場の向こうの丘を登ると、そこには遮るもののない景色が広がっておりました。
あえて遮っているといえば砂の大きな丘です。この全てが砂なのです。
あるものといえば空の青(すっかり天気は晴れ!)、青い海、そして砂の大地。
圧倒的な量感なのに、青と砂の色しかない世界では、距離感もよく分からなくなってしまいます。

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砂丘ガイドのお父さんと共に説明を受けながら砂丘を歩んでいきます。
青い空が眩しく茶色い砂が照り返しています。
この砂丘もそのまま留まることなく、風や雨によって常に姿を変化させていきます。
今日出会った景色は明日には姿を変えてしまうかもしれません。
それもまた自然が織りなす天然の美なのでありますね。

いやいや、鳥取砂丘体験が出来て本当にラッキーでした。お天道様に感謝ですな。
ここからまたバスに乗り、スタート地点の駅まで戻ります。

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この一帯は海が本当に綺麗な場所です。

駅前も正に海が目と鼻の先です。
その駅前に一軒の綺麗な建物があります。
この建物がなんと、これから素晴らしいい昼食を頂ける、海を望むレストラン「AL MARE(アルマーレ)」でした。
このレストランは瑞風の為に造られたという、なんとも稀有壮大な企画の施設なのです。

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正面の景色から建物を通り抜けて、またその正面に海が見えている、誰もが憧れるような素晴らしいシチュエーションです。

メニューからコースの中身をご確認下さい。

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先ずはビールでのどを潤します。ヱビスマイスターは濃厚でどっしりとした存在感と苦み。

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アンティパストから妥協のない仕上がりです。

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プリモ・ピアットは海の香りがしっかりと存在します。

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セカンド・ピアットは創意工夫としっかりとした旨みが絶妙。

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バランス良く、それでいて個性的な味わいが楽しかったです。
また、ご当地ワインの白をいただきましたが、しっかりしたふくらみと酸味がとても印象的でした。

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食後は建物の裏側にあるデッキに出て、180度広がる海の景色を楽しみました。
デッキでワインを飲んだらさぞかし美味かっただろうな〜!失敗した!
もっとのんびりしたいと思うような素敵な景色と建物、そして料理でした。

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レストランを出ると目の前に瑞風が停車しております。遮蔽物なしでその外観の全貌を見られる数少ないチャンスです。
う〜ん、これに乗って旅しているなんてつくづく感慨深い!

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駅に戻り、いよいよ最後の乗車となります。
列車に戻るとみなさん部屋の入り口を最大に開いて、荷物の整理に忙しそうです。

我々の乗車している車両は9号車。10両編成の端になります。
現在、先頭車は10号車。昨夜までは1号車が先頭で走っておりました。
1号車に行っていなかったので、せっかくだから1号車の外の景色を観てみようということになりました。
もちろん、 1号車も10号車も動力車であり展望車であります。
ちなみに、瑞風はディーゼルと電力によるハイブリッド方式のモーター駆動だそうです。
展望デッキに出て、走行中の列車で感じる外の景色と風を愉しみました。

この後は、パティシエ エス コヤマ監修のアフターヌーンティーが部屋で振る舞われます。
それまでにちょっと時間がありましたので、3日間すっかりお世話になったラウンジカーで最後の一杯を。

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ここにあるお酒を全種類飲むにはまだまだ時間が足りませんでしたが、普段では考えられないほどの銘酒を数々堪能させていただきました。
列車に揺られながら飲むお酒がこんなにも美味しいものかと、今回の旅でしっかりと教えてもらいました。
また、憧れのシチュエーションを体験出来て本当に嬉しかったです。
ご馳走様でした。

部屋に戻ると、最後のお楽しみ、アフターヌーンティーのお時間です。
旅のパートナーであり全ての面倒を見ていただいた、担当の重元さんが準備をしてくれます。

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旅の終わりはなんとも寂しい気持ちになります。
過去にご乗車されたお客様で、別れの時に涙を流される方が多数いらっしゃったみたいです。
でもその気持ちわかるわ〜!なんとも寂しいのですよ。
クルーのみなさんも一緒に旅をしている訳で、これでお別れなんて悲しすぎです。
そんな素敵な気持ちにしてくれるサービスに、本当に感謝感激でありました。
なかなか「また来るね!」っとは気軽に言い難い敷居の高さではありますが、いつかはまた絶対に乗車したいと思います。

最後のお茶をご馳走になった後は、静かな時間が過ぎていきます。
なんとも言えない気持ちです。割と頭の中は空っぽな感じで、ただただ流れていく景色を眺めていました。

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最後のアナウンスが全車両に入ります。
すると列車は出発地点と同じ京都駅の0番ホームへ、ゆっくりゆっくりと余韻を残すかのように静かに停車しました。
全てのクルーのみなさんが見送ってくれます。

9号車客室担当の重元さんは、9号車のみなさんと一緒に改札の外まで送ってくれました。
なんとも言えない不思議な気持ちですが、こんな旅もあるものなんだ…という気持ちで締めくくりました。

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9号車の他の乗客のみなさんはそのまま京都に一泊されるとのこと。
駅で皆さんとお別れして、我々はその足で四条へ向かい、夕食を食べてから東京へ帰りました。

なんとも沢山のことが詰め込まれた旅となりました。
こんな機会を与えてもらえたことに感謝です。
色々なことを学ぶ機会に恵まれ、また非日常を体験出来たことは財産となりました。

まだまだ語りつくせない出来事は沢山ありますが、それはぜひお会いしたときにお話ししたいと思います。

それでは、旅の締めくくりの1曲は…
ボズ・スキャッグスで「Heart of Mine」(旅の終わりにはボスの方が似合うね)

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