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【連載】大石孝次の「音楽な日常」第24回

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『好きな映画と青春の香り』

みなさん、自身の好きな映画を10本上げてみてください!
っと言われてすぐにパッと思いつきますか?

10本は多いか。5本にしましょうか。
自分は5本だと絞るのが正直難しいです。
ランキングは時によって微妙に変化しますが、基本的にはベストムービーは出揃っていて、新たにランキングされる作品がない限り鉄板の作品群が控えております。
新たにランキングされた映画もあまりなくて、ぶっちゃけ自分のランキングには大きな変化がないまま早や何年か…
若い時分にのめり込んだり衝撃を受けた作品は、時が経ってもなかなか変えることが出来ない不動の位置に存在しております。

映画との付き合いはもちろんはるか昔からですが、少年時代から映画には多く触れておりました。
地元ローカル局であるTVK(テレビ神奈川)では、その昔「TVK試写会」という企画が毎月行われておりました。
月に1回、新作映画の試写会が行われておりまして、局に応募をして抽選にて当選者が参加が出来るシステムでした。

今となっては昔話なのでお話しします。
自分はその試写会に毎月応募しておりました。
正直、毎回当選していたラッキーマンだったのですが、ある月に応募しなかった時がありました。
すると、その月はなんと試写会の招待状が届いたのです。
おぉ!何たることだ!これはありがたい!
喜び勇んで試写会に参加いたしました。

その回より、実はランクアップされたシード選手に昇格していたのです。
翌月以降、応募しなくても試写会の招待状が毎月届くようになったのです。
当時の試写会事情の中で、中学生でのレギュラー獲得者は珍しかったと思います。

試写会は好きな映画をいち早く観たいという気持ちがまず先に動きますよね。
でも、それはなかなか狭き門だったりします。
しかし、試写会のレギュラー招待選手になると、問答無用好き嫌いは不問で参加するのが義務になります。
もしも、都合が悪かったり、好きじゃないから観ない、などの態度を取った人には、二度と試写会への招待状は届かなくなってしまうのです。
今にて思っても映画好きにとっては、それは贅沢な悩みだと思います。
招待される側が都合を言うのは、それは勝手な言い分であり、一定のルールがあってこその参加資格で良いと思います。
だからこそ、何があっても試写会に参加する気概が必要とされ、それが映画との新たな絆作りに変化していく訳なのです。

2年程、試写会にはお世話になりした。
一番ピンチだったのは高校受験の前々日に試写会があったときですね。
それでも勇気をもって試写会に臨みまして、またそれを許してくれた親に「流石!」と感謝と尊敬を感じたことも忘れられません。
しかし、その時に観た映画が何だったか、すっかり忘れてしまいましたが。

試写会で1本、おこづかいで毎月1本観に行っていたので、最低で年間24本観ておりました。
凄いね、今思うと。

今となっては1年に1本観るか観ないかです。
当時は映画を観ることがライフスタイルに中に溶けていたのですね。
雑誌「ぴあ」は隔週購入していました。
中学校では映画好きなごく少数の仲間と未体験の映画のタイトルを端から端まで見ながら、様々なイマジネーションを展開してストーリーを想像しながら話して楽しんでいました。

封切り映画だけでなく、2番館3番館という、ロードショウが終わってから封切り映画が上映される映画館にも足を運びました。
3本立てで数か月前にロードショウしていた作品をまとめて安く一気に観たりするのです。
そういう劇場が当時は沢山ありました。
しかも数百円でそれを観れたりするのですから、楽しいしありがたい事この上ない。

昔話ですから、こんな三本立てがありました。
「007」「ブルースブラザース」「スターウォーズ」なんてね。
バトルロワイヤルにもほどがある!
楽しくて8時間くらい劇場で過ごすこともありました。
学校をさぼって朝から映画漬けしていたことは、今となってはとっくに時効ですが良き思い出です。

さて、当初の話題、ベストムービーについてお話をしようと思ったのには理由があります。
あくまで個人的な理由です。
大好きな映画は今も昔から変わらないのです。
しかし、その当時アホのように繰り返し観すぎたおかげで、まったく観たいという気持ちがなくなってしまうのですね。
もちろん、嫌いになんてなっておりません。
ただただ観ようという気持ちが薄くなってしまい、よほどのきっかけがないと観ようという気持ちにならないのです。
数々のベスト作品がそんな憂き目にあっているのです。

ふとした瞬間に、ある場面がフラッシュバックして、「あっ!あの映画が見たい」と思う瞬間があります。
その瞬間に観ることが出来れば一番よいのですが、なかなかそうはいかないモノ。
しかし、その後は気持ちは残ってもなかなかDVDなどを手にすることが出来ないまま時は流れるのです。
そんな中、ようやく1本の映画を観ようと重い腰を上げました。
その作品が…

というところで、お時間となってしまいました。
その映画のサウンドトラックは秀逸なモノなのですが、音楽を担当したミュージシャンはライ・クーダー。
名作映画のサウンドトラックを何本も手掛けた名ギタリストでありますね。

さあ、なんの作品かはみなさんの推理力にお任せします!
次回、その作品をご紹介したいと思います。
本当に久しぶりに観たのですが、いや〜まったく時代を問わず楽しめる気合の入った作品でした。
楽しい!
我が青春の一コマです。

それでは、ライ・クーダーの名作アルバム「Chiken skin music」を聴きながらお別れしたいと思います。
それでは次回はスクリーンにご招待!

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